2016年12月26日月曜日

【疑問昔話】桃太郎のおばあさんはどうやって川から桃を拾い上げたのか







昔話やおとぎ話を真面目に考えていくといくつも不可解な点が出てくる。

そんな疑問を書いていくシリーズ「疑問昔話」
「日本昔話」と同じイントネーションで読んでください。

まずは、ド定番である桃太郎を取り上げたい。

ちなみに桃太郎は桃を食べて若返ったおじいさんとおばあさんが燃え上がってしまい桃太郎が産まれたという話もあるが、ここでは定番の桃太郎を基準とする。








おばあさんのスペック高過ぎ問題







物語の始まりから不思議で仕方ないのだ。

この際に誰が桃を流したのかということは置いておきたいのだが、完全に育児放棄である。
いくら寓話とはいえ、子ども向けの話で育児放棄を扱うのは果たしていいのだろうか。

ひと昔前は犯罪が起きるとホラー作品などが槍玉にあがる時代であった。
もし桃太郎読んだことのある母親が育児放棄をして子どもを捨ててしまう事件が起きてしまったら、桃太郎は悪影響を与えるものとは言えないだろうか。

まぁ、ここまで書いたがその問題は置いておこう。


川で洗濯をしているおばあさんのもとへ桃が流れてくる。
そしておばあさんが拾うわけなのだが、ゆくゆく桃太郎と呼ばれる赤子が入った桃である。

赤子であるからには3kg前後は重さがあるはずで、しかも川を流れてくるのだ。

昔話なので年齢と健康状態については考察が難しいが、川で洗濯できるくらいなので、そこそこは元気なおばあさんということになる。
だが、川に浮いている3~4kgの物体をおばあさんが持ち上げるのはかなり困難ではないか。

今のように栄養ばっちりな食生活をしているとは到底思えない。ということはそれなりに足腰も弱っているはずなのだ。下手をするとおばあさんがドンブラコしてしまう。

そこからと実はおばあさんの身体能力はとても高スペックだったのではないだろうか。

その証拠として、この世界では鬼が牛耳っていることを念頭におかなければならない。

桃太郎が唐突に鬼退治すると言い出したことからも、それなりに悪さを働いていることになる。

そうすると、おじいさんはそんな危険な世界にも関わらずおばあさんを1人で洗濯に行かせたということになる。
スラム街だったら普通そんなこと出来るはずがない。僕はおじいさんが無神経すぎると思っていた。

しかし、おばあさん身体能力が高いのであれば、その放任ぷりも納得なのである。

もはやおばあさんも鬼倒せるんじゃない?



宝物の行方問題







いきなり結末になってしまうが、最後の展開についても疑問がある。
鬼が桃太郎に討伐されるという重大なネタバレが含まれるためこの先はネタバレ注意だ。

よし、ネタバレしても大丈夫だろう。
最後はこう締め括られる。


そして三人は、宝物のおかげでしあわせにくらしましたとさ。


待て待て。


宝物は誰のものだったのだ。

生活からも間違いなくおじいさんとおばあさんのものではないことが明らかである。
でなければ、おじいさんは芝刈機使ってるし、おばあさんもドラム式の洗濯機くらい使ってるだろう。

ということは、鬼が積み上げてきた宝物か町民などから奪ったものということになる。

なぜおじいさんとおばあさんがおこぼれに預かっているのだろうか。

これでは完全に窃盗ではないか。いや、強盗か。

奪われたものだから、奪い返せばいいという話ではない。お前らの宝物ではないだろう。

1番の鬼はこの人たちではないだろうか。


桃から産まれたからには桃太郎の出生届は出されていないだろう。
拾った子どもを我が物顔で育てたあげく、AK-47くらい持たないと立ち向かえなそうな鬼の本拠地へ行くのに持たせたのは団子、そして奪った宝物で暮らす。


こんな人たちが寓話の主役として描かれていいのだろうか。

だって『三人は』である。命を賭けた猿、犬、雉はどこへ行ってしまったのだろう。

めでたしめでたし、なんて言っている場合じゃないのだ。


ということで第1回は以上。

第2回は「浦島太郎から何を教訓として得ればいいか分からない」を取り上げようと思う。










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