2018年7月10日火曜日

楽器で脳トレ 演奏は脳に良いのでギターを買っても良い説を提唱したい




たとえば、ギターを買った時。

僕は最高の気分となり、これは友人に自慢しなくてはと思う。

茹でたジャガイモのようにホクホクとしながら友人に伝える。


僕「ギター買った! 」
友「バカじゃねぇの?」


ならば、と別の友人にも言ってみる。


僕「ギター買った! 」
友「バカじゃねぇの?」


悔しい。

言い返せない。

ならばせめてもの反撃をしたいと思う。

「楽器演奏をすることは脳に良い」

聞いたことがないだろうか。

ギターをやっていることで聡明な僕はどう考えても「楽器は脳に良い」から「ギターを買っても良い」に繋げることが理論上不可能とは知りながらも、その説を立証するために書いていくことにしよう。




楽器演奏がもたらす効果




結論から書いてしまうと、楽器の演奏は確実に脳に影響を与え、その刺激が良い効果をもたらすことが研究の結果明らかになっている。

アメリカのバーモント大学のHudziak博士らのチームが、楽器演奏の教育を受けた経験のある6歳から18歳までの健康的な子ども232人の脳をMRIでスキャンした。

その結果明らかになったのは、

・脳の運動野(運動機能をつかさどる部位)が活性化する
・行動を制御する脳の領域にも変化が見られた


細かな指の動きや、別の動きを同時に行うことでワーキングメモリ(作業記憶)と呼ばれる概念が向上するそうだ。

ワーキングメモリとは、パソコンでいうところのキャッシュとか一時ファイルみたいなもの。閲覧したエロ画像やエロ動画のページの情報を記録しておくと、次に見る時にスムーズに画面が開けるようになる、あれ。

なぜ良いかというのが、下に引用する内容である。

脳は左脳・右脳に分かれていて、それぞれ役割が異なると考えられています。
例えば数学的な思考は左脳が行い、創作活動は右脳が行うという感じです。
これに関連して楽器の演奏は、脳梁と呼ばれる部位の活動に大きく関わりを持っています。
つまり、楽器を演奏することで右脳・左脳をつなぐ脳梁が鍛えられ、右脳・左脳両方の役割をスムーズにこなすことができるようになるとういうわけです。


脳梁が刺激されることで、左右の脳のやり取りがスムーズになる。

なんでもスムーズになりすぎて楽器とはクレ5-56か、新卒就活生くらいの潤滑油なのではないかと思えてくる。


すごく余談なのだけど、昔『サトラレ』という漫画があって、ドラマや映画にもなってわだかまりになった。その主人公は言葉にしなくても相手に思考が伝わってしまう"サトラレ"という病気という設定。この病気が"先天性R型脳梁変成症"といい名前だった。






もちろんフィクションだから架空の病気なんだけど、当時「自分はサトラレなんじゃないか」と思い込む病が軽い流行を見せた。こういうことって誰しもが一度は考えてしまうことだから、そこに上手くフィットしたのだろう。
そういう精神病が新たに誕生したのではと今でも思う。

余談終わり。











大人のための音楽療法




上の内容は幼い頃にやるほど効果が大きいとされる。

では大人になってしまった人間には関係ないのか?
ちなみにここでいう大人とは年齢だけのことで、身体は大人で精神年齢が幼稚、つまり僕のような人物も含まれる。

大人になっても脳を刺激することが良いことに変わりはない。楽器演奏が認知症やアルツハイマーへの治療、予防効果が期待されるという研究結果が出ている。

アメリカの研究チームが双子を対象に、双子のうち一人が楽器演奏をする人は、しない人に比べて認知症になる確率が64%も低くなることが明らかになったそうだ。

楽器演奏以外だと将棋、チェス、麻雀なども脳に刺激を与えていいらしいが、それだとギターを買っていい口実にならないので、ここでは楽器演奏が一番効果があると断言しておこう。

演奏はしなくても、音楽療法としては、音楽を聴くだけでもストレスの解消になったりなど効果があるが、それだとギターを買っていい(以下略)

僕がポルノの音楽をずっと聴いていて、それはそれで病気だと思うがここでは考えないこととする。


このように楽器演奏は、脳に大変素晴らしい影響を与えることが判った。

脳に良いから新しいギターを買っても良いわけだ。

そんなわけないだろ。


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