2017年11月14日火曜日

「今の時代に新しい音楽を作ること」の意味とは 新藤晴一とハルカの言葉より






ここ最近ずっと「音楽」とはなんなのかと考えている。

それはある2アーティストの発言からである。そのテーマはタイトルに書いているので話を先に進めよう。

ポルノグラフィティ新藤晴一がアルバム「BUTTERFLY EFFECT」のタイトルに込めた思いを語る際に用いられた言葉がある。それが

「これだけ世に音楽が溢れているのに新たに曲を作ることの意味はなんだろう」

というものだ。

この言葉は音楽をやることの意味を問いかけるものである。

この発言から今の時代に音楽をすることとはという意義を今一度見つめ直していきたい。


「衝動」
「時代」


というテーマで書いてみたい。



衝動




新藤晴一のいうように、iTunesストアを覗けばあまりにも膨大な音楽が溢れかえっている。
全部聴くなら人生が何周も必要なほどだ。

そんな中でなぜ新しい音楽が必要なのだろうか。

ひとつにはそれが衝動であるからだ。

ハルカトミユキのハルカが先日の野音ライヴで「歌うこと、曲を作ることはそうしたいと思うだけで意味があるもの」という旨のことを言っていた。

これに近いものがあって、何かを表現したいという衝動は理屈では説明つかないものだ。

たとえば表現というには憚ってしまうが、僕がこうして文章を書いているのは、何かに心を動かされた時に、その気持ちを言葉として残しておきたいからである。

自分の話では一気にスケールダウンしてしまうので話を戻す。

時代だったり、世の中に何曲あるとか関係ない、ただ内に秘めたる想いを形にしたいと思うのはアーティストにとっては必然的に行わざるを得ない行動だ。

そうした衝動はとても強い力を持っていて、だからこそ僕らはそれに心を揺さぶられるのだ。

それは音楽だけではなくて、芸術なり映画なりアートと呼ばれるもの全てに共通する。

この先書いていくことも同様なのだが、キリがなくなってしまうので、あくまでも音楽に焦点を絞って続きを書いていく。









時代




音楽は時代を象徴するものだ。

昔のヒットソングを聴くと「あぁこんな時代だったな」と思うことがあるだろう。

そんなヒットソングの中には流行ったからこそ、その時代の音楽になったものもあり、時代を歌ったからこそ流行ったものもある。いわばムーヴメントというものだろう





そもそもロックだったりパンクなんて音楽は、時代や社会に対しての若者たちのアティチュードを示すための手段であった。

あまり細かく書いてしまうと書くのが面倒くさい読むのも大変だと思うので省略するが、音楽を歴史と紐付けて読み取っていくのも楽しみのひとつだろう。

分かりやすいものでいえば、プログレやグラムロックなど、ロックが肥大化し派手になりつつあった反動として、70年代後半にパンクが登場したとなどそういう類いのものである。
もの凄くやっつけ感のある書き方だが、勘弁していただきたい。

怒りであったり、若さゆえの衝動を音に変えて打ち鳴らすことが、反旗を翻すことであり、声明であった。


他には、たとえばポルノグラフィティには"2012Spark"という曲がある。





この曲は東日本の震災後、社会も政治もめちゃくちゃとなり、日本が破壊されてしまいそうになった時期の曲である。

ここでタイトルにあえて2012を入れることで、その時代を切り取ることを選んだのだ。

普遍的なポップソングを作るのであれば、本来であればこうした特定の時代を示す言葉は避ける傾向にある。どれだけ時代が過ぎても聴くことができるようにだ。

あえて西暦を入れることで、2012年という年を浮き彫りにしている。LEDなり、アプリなり、30年後にはもしかしたらロストテクノロジーとなっているかもしれない。

普遍的な音楽を残すことと同時に、その時代を切り取ることが音楽の役目のひとつなのだ。

たまにはそんなことを考えて音楽を聴くのはいかがでしょうか。


はい、面倒ですね。



【感想】ポルノグラフィティ 11thアルバム「BUTTERFLY EFFECT」2017.11.10

"君の愛読書がケルアックだった件"の歌詞が実はとんでもなくヤッバイ内容な件
MICROWAVE歌詞解釈〜Believe when I say "I want it that way"
夜間飛行 歌詞解釈〜「偶然は愛のようにひとを束縛する」
"Working men blues"の替え歌の件についてちょっと本気出して考えてみた












このエントリーをはてなブックマークに追加
 

2017年11月12日日曜日

新藤晴一のカフェイン11レポ 2017.11.6放送分 「THE WAY」の意外な裏話






※赤字が自分の感想です


ポルノグラフィティ新藤晴一のカフェイン11レポ 2017.11.6放送分



オープニングトーク




工事渋滞が増えてきて年末を感じる季節。


ツアー初日まであと11日。

新曲たちのコード進行は覚えてきたが、まだ身体には入っていないそう。

身体に入るということは、考えなくても出てくるということ。
間違えやすいポイントは、たとえばイントロからサビまで覚えていても2番のAメロなどで展開が違ったりする時。そしてギターソロ後の大サビ(落としサビなど)のフレーズ。ギターソロを弾き終わった直後に初めて出てくるフレーズなので、一番間違えやすい。

ギター弾いててひたすら4コードの循環なのにそれすら迷子になることあるポンコツが僕です。


1曲目"Working men blues"



ほんやくコンニャク




時代はほんやくコンニャクの時代へ。




耳に付けると相手の言葉がiPhoneのAIアプリで同時通訳されるようなシステムが。これで英語ができないというコンプレックスから解消されるのか。

今までの翻訳は変換すると多少不自然な箇所が出てくるが、そこをAIが学習して自然にしていくと言われている。
英語の口語などバリエーションをAIがやれるなら、人間では覚えきれなくても容易いこと。しかもアンドロイド端末を使用する人全てのデータを集めることができる。

スゲー仕組みだな。

そうするといずれ英語の授業はなくなるのでは。

今現在でスマホが登場してまだ10年しか経っていない。これであと10年経つと言葉はもっと正確に、個性まで翻訳に反映できる時代になるか。

テスラ自動車の目指すのは車は「リビング」となるというもの。移動でしかなかった車がくつろいだり生活しながら移動するというもの。

勝手に走るキャンピングカーみたいなもんか。


2曲目"170828−29"
テクノロジーは人を便利にする力もあるが、その逆のテクノロジーもある。



ハンバーガー、パン抜きで




ツアーに向けて引き続き減量中。
ファーストキッチンの糖質制限のハンバーグで卵などを挟んだの(ワイルドロック)を食べた。





ハンバーガーのアイデンティティとは。。。


今浪:今吉野家でも脂質カットの出てますが、吉牛行ってそれ食べますか?

晴一:吉牛行ったら美味しいの食べたいよね。でもね、やっぱり糖質抜きもやったけど、たとえば和食屋行けば刺身摘んだりすれば糖質ないわけよ、あとは西京焼きとか。
普通に飲みに行ったらそれでも十分。だけど「ない」ってなると物足りなさが出る。ワイルドロックもないならないでパンが恋しくなる。

たとえばマックに行くつもりであったらジャンクなのを食べたいわけでそこで健康に気を遣ったらいけないのではと思う。


コーナー:心のひとりごと。キツイッター

メール:この間、眼科で「角膜潰瘍」と云われ、ちゃんと目医者に通ってくださいと言われた。お前は何の医者なんだ。

晴一:目医者行って目医者行けって言われたんだ。大学病院とかそういうのかな?
話は変わるんだけど人間ドックに行きまして、人間ドックで着るの分かる?あれってどんなロックスターが着てもオーラを消すね。たとえばアリアナ・グランデが着てもダメだろうね。
俺はオーラも何もないけど、あれを着て並んどると社会人に成ったって感じがするね。

胃カメラも飲んだけど、傷みを抑える薬とリラックスできる薬などを注射させる。その薬は打たれた瞬間に本当に「フワッ」とする。
そう思っていると落ちて気付くと終わっている。

そのお薬大丈夫ですか。

自分の食道や胃などを解説されるのがちょっと楽しいそう。
かなりピンク色をしているようで、それが楽しみだったけどそれも寝てしまっていた。


3曲目"I Believe"










ハンバーガー、パン抜きで




ドローンを操縦したことはありますか。

ライヴで1回「THE WAY」の時に使用しましたね。日本はお客さんの上に何かを飛ばしたりするのに厳しい。
ステージの花道も作ると、そんこから3〜5メートルくらい客席を離さなければいけない決まりなので、そうするとその分客席が減ることになる。

客席を歩くのも消防の許可は必要だったり規制が厳しい。
横浜スタジアムではベンチで消防や警察の人とかが、見ていて危なくないかチェックしている。

「THE WAY」でも本当は客席の上から撮りたかったが規制により、飛ばし方が変わった。

「THE WAY」めっちゃ色々な大人の事情を乗り越えたライヴだったんだなぁ。



コーナー:月刊 音話

メール:晴一さんはボカロを聴くのでしょうか。初音ミクが登場して10年になるそうです。かなり市民権を得ましたでしょうか

晴一:かなり市民権を得たよね。前にボカロの会社の人とゴルフに行ったけど、その話がめっちゃ面白かった。
ボカロのキャラクターのモーションキャプチャーのダンサーだったりをやってるする人たちが少ないので、かなり儲かっているそう。

ボカロの調教(人が歌っているように滑らかにしていく作業)の技術があって、ネット上には「神調教」という言葉もある。

もちろん機械だから年も取らないんでしょ。
これが人間のアイドルだったら「少女性」とかは年と共に失われていき、恋愛とかもあるけど、それがないんだもんね。

今回デモでボカロが入ったのがあったが、調教なしの状態であると言葉があっても本人がラララで歌ったやつの方が良かった。


4曲目"君の愛読書がケルアックだった件"







では今週も閉店です。










このエントリーをはてなブックマークに追加
 

2017年11月10日金曜日

【感想】ポルノグラフィティ 11thアルバム「BUTTERFLY EFFECT」2017.11.10






<序文という名の言い訳>

ポルノグラフィティのニューアルバム「BUTTERFLY EFFECT」について、アルバム全体の感想を書いたのですが、結論からいうと書けませんでした。

リリースされてから2週間以上経過しているにも関わらず、アルバムの全容が未だに掴めない。

なので、いっそ書くのを止めようと思ってたのですが、アルバムリリース直後から考えて「確かに心が動いたこと」をなかったことにしてしまうのも勿体ないので、かなり散文になってしまったこの文章を記録として残しておこうと思う。

読みづらいは、やたらと長めの文章だは、という内容ですので、ご了承ください。
どちらかというと最後に紹介する曲ごとの歌詞解釈の記事のがオススメです。


ポルノグラフィティ

 11thアルバム「BUTTERFLY EFFECT」








ポルノグラフィティのニューアルバム「BUTTERFLY EFFECT」がリリースされた。

シングル5曲を含む全14曲ということで、かなりボリュームが詰まったアルバムとなっている。14曲全てに個性があり、王道のポルノグラフィティからかつてないほど実験的に振りきれた曲まで、似通った曲が全くと言っていいほどない。

幾度となく聴き直してきたが、僕の現時点での感想は「最高の曲が並んだ物足りないアルバム」である。
なぜそう感じたのか、それを書きたいと思う。

楽曲については、別記事に数曲分書いているのでそちらをどうぞ。




モンタージュ



アルバムのオープニングは"THE DAY"。

「RHINOCEROS」以降でこのアルバムが出るまでの最初の一歩が"THE DAY"であり、更には2016年の横浜スタジアムでの「THE WAY」の本編最後での新たな一歩の決意でもある。これほど相応しい始まりはないだろう。

曲目を見て面白いのが、間に挟まるシングル曲が、リリースされた時系列(もっといえば世に出た順)に沿っていることだ。最後は"キング&クイーン"で締められる。アルバムへ向けての飛翔というような位置付けでリリースされたが、アルバムでも最後に置くことで、ポルノグラフィティにとってその先の次の一歩を示しているように感じた。

"キング&クイーン"はかなりストレートな曲で、捻くれまくってる僕には眩しいのだけど、逆にここまで潔く突き抜けてくれると逆に快感になってしまうのだ。正直アルバムを聴いて一番感動したのは"キング&クイーン"であった。





一巡してまず感じたのは「不思議なアルバムだナ」と伊集院静風に言ってしまう1枚であった。極端にいってしまえば「何だこれ」という感覚。それくらい初聴きでは捉えきれなかった。

これまでもジャンルなどあってないような活動ではあったが、岡野昭仁が歌い、新藤晴一がギターを弾いてるという部分以外はほぼ全て違うことをしている。かなり実験的だ。

各楽曲でアレンジャーたちの個性が存分に発揮されている。
たとえば"君の愛読書がケルアックだった件"と"I Believe"ではどちらもウインドチャイムの音(キラキラとかシャラーンとした音のあれ)が使われてるけど、全く違って響いている。

様々なアレンジャーとの制作はアルバム「PANORAMA PORNO」の辺りからかなり色濃くなった。その時に語っていたのが「各アレンジャーがそれぞれポルノグラフィティのイメージを持っていて、それをしっかり魅せようとしてくれている」というもの。

それはヴォーカルだけでなく、ギターもしっかり主張させて合わせることでポルノグラフィティらしさになるというアプローチだ。

つまり言うなればアレンジャーによって解釈された"ポルノグラフィティらしさ"をメタに表現しているというイメージ。
特に"オー!リバル"から"LiAR"の流れはある種、ポルノグラフィティのアイデンティティを再認識したことにそれが表れている。


このアルバムでは、更に先の新しいポルノグラフィティを作り上げようという意識を持ってアレンジしている点も見受けられる。

これだけ幅広い楽曲たちを表現しきった岡野昭仁のヴォーカリストとしての進化は外すことはできない。

楽曲ごとの表情だけでなく、曲の中での歌声の変化の付け方など、今尚その進化の歩を止めない姿勢に感服である。しかし、それでいながらもどんな歌を聴いてもきちんとポルノグラフィティの岡野昭仁という個性を宿している。
このアルバム唯一といっていいほど全編通して貫かれているのはそれだけではないだろうか。

もちろん新藤晴一のギターも相変わらず振り幅が広いのだが、それよりもとにかく岡野昭仁を感じるアルバムとなっている。
岡野昭仁という縦軸が一本通っていて、そこに新藤晴一が横軸を広げているので、見るポイントによってかなり表情を変えるアルバムだ。

よく写真を沢山並べてそれで1枚の絵を完成させるというアートがあるけど、今回のアルバムにはまさにそれに近い印象を受けた。

近くで見るとバラバラなピースたちが、アルバム全体として見たとき、ポルノグラフィティとして見たとき、音楽業界から見たときと視点が離れていくほど、実はバラバラな曲たちに意味が生まれる。

過去と未来を見据えた今現在のポルノグラフィティを詰め込んでいる、云わばポルノグラフィティの「Montage」となっているのだ。









多様性



ただし、その多様さこそがこのアルバムへの評価の分かれ目にもなるところだろう。確かに、あまりに多彩すぎてアルバムとしてのまとまりは、ほぼないと言っていい。

狙いを外しているように聴こえる箇所もあるが、これから控えているアルバムツアーで聴けば印象は変わるだろうし、今後のライヴでも違う表情になっていくことだろう。


新藤晴一の言葉を借りれば、この音楽が飽和な時代に新しい音楽を作ること、そこに今作へ込められたメッセージがあるという。

「RHINOCEROS」発売時にアルバムへのコメントとして岡野昭仁は「一曲一曲を強いものにしたい」と、新藤晴一の言葉では「アルバムのロマンを信じたい」と言葉を残している。

それを体言するように、岡野昭仁は比較的シングル方向寄りの曲作りをし、対する新藤晴一はどちらかといえばアルバム向きの曲を追求しているように映った。

僕はアルバムにロマンがあると思っている人間なので、新藤晴一のコメントに対してとても共感した。同時にそのアルバムをより多くの人に届けるために、シングル曲をはじめ、1曲1曲に力がなければいけないという岡野昭仁の言葉にも共感を抱いている。

この2人のアプローチの違いがありながら「RHINOCEROS」にはアルバムのロマンというものを感じた1枚だった。




「RHINOCEROS」はその要素たちがぶつかり、奇跡的な化学反応を起こした1枚であった。「RHINOCEROS」も個性豊かな曲が並んでいるが、通して聴くとしっかりとアルバムとして捉えることができる。
おそらくそれはアルバムの中で押し引きがしっかりしていて、バランスを取っていたからだろう。

その点で「BUTTERFLY EFFECT」ではひたすら押しの曲が多く、アルバムへのロマンが決定的に欠如したものと聴こえてしまうのだ。もちろんそういう意図のアルバムはたくさんあるが、「RHINOCEROS」の後ということで、そこにどこか物足りなさを抱いたのも事実である。

確かにシングル曲はどれも力強い。そしてアルバム曲も素晴らしいものばかりだ。しかし、アルバムにまだロマンを抱いている部分の僕が待ったをかける。今のところそんな印象である。

まるで和洋折衷のブッフェに行ったようなアルバムだ。

1つひとつの楽曲(お品書き)はとても完成度が高く、どこを切り取っても文句のない内容。しかしあまりに充実しすぎて食べ終わって「何が美味しかったんだっけ?」「最初に食べたアレ何だったけ?」となる感覚。

最初に書いた「最高の曲が並んだ物足りないアルバム」というのは、完成度の高い素晴らしい楽曲が並んだ中からアルバムへのロマンが抜け落ちた1枚というところによる。

よりにもよって、今年はアルバムへのロマンをビンビンに感じるものをよく聴いていたので、そこのギャップをまだ咀嚼しきれないのだ。


あらためてアルバムタイトルを見れば、収録曲たちは一滴の雨だ。だからこそ、降る時期も場所も違っている。面ではなく点で捉えることがこのアルバムとの正しい向き合い方なのは理解している。

《雨にもちゃんとした素敵な理由がある》

という"天気職人"の歌詞のとおり、それぞれの曲にストーリーがあり、聴く人間の心に落ちて波紋を広げる。

時には地球の裏側のように嵐となって。


"君の愛読書がケルアックだった件"の歌詞が実はとんでもなくヤッバイ内容な件
MICROWAVE歌詞解釈〜Believe when I say "I want it that way"
夜間飛行 歌詞解釈〜「偶然は愛のようにひとを束縛する」
"Working men blues"の替え歌の件についてちょっと本気出して考えてみた










このエントリーをはてなブックマークに追加
 

2017年11月7日火曜日

【感想】ハルカトミユキ "手紙" (映画「ゆらり」主題歌)






「人は失くした時に本当に大切だったものに気づく」


あまりにも使い古されて、陳腐な言い回しだ。

でも、なぜこんなに陳腐に聞こえるほど使い古されているのだろう。

それは教訓として過去から脈々と受け継がれていながらも、本当に大切なものを失うことが、自分にとってそう何度も訪れるものではないからかもしれない。
或いは、常にそこに"存在"する限り、本当に大切なものだということに気づかないからかもしれない。

ハルカトミユキの新曲"手紙"を聴いてそんなことを考えた。






愛とは手紙のようなものですね。
受け取るばかりで気がつかずに





無償の愛がそこにあるとして。
愛情は当たり前になってしまうだろうか。そこに愛があることが当然だからだろうか。


返事はもうこなくたって
いつまでも待てる気がします


返事はもう返ってこないと知っている。
でも雲の上にいってしまったあなたには、たとえ返事がなくても伝わっている。なぜなら私があなたから受け取ったものと同じだから。

手紙に気持ちを乗せた時、私はあなたが与えてくれたものに気づいたのだろう。だからこそ、それまでごまかしてきた愛というものと素直に向き合えるようになる。

それと同時に自分の気持ちに向けた手紙でもある。あなたがくれたもの、そっと心に遺していったもの、それを言葉にして噛み締めているそんな言葉にも聴こえた。


あの日、野音で聴いて、なんて綺麗な曲なんだろうと思った。美しいピアノも優しい歌声も、でもどこか儚げで。

一音一音が身体に届きそっと溶けて沁みていく感覚。ハルカトミユキの楽曲の中でも、最も普遍的な愛情を写した作品だ。


"夏のうた"において煙のように笑って泣いて眠った君。


どうしても苦しい時はたまに思い出してください。
幸せな時は忘れていてください。いつでも側にいます。
そう たとえば透明な 夜明けの月みたいに


"夜明けの月"では語り部分が意図的に残されていて、そしてこの曲の語りに"手紙"に出てくるあなたを重ねる。


たとえば僕が まちがっていても
正直だった 悲しさがあるから…流れていく
"流星"


僕の欲しかったものは、君ではなく。君の持つ未来と可能性だった。年を重ねた自分と、眩しいほどの黒髪の少女。
流れて消えていくばかりのもの、僕の欲しかったもの、それはもう戻らないもの。それでも《幸福だとは 言わないが 不幸ぶるのは がらじゃない》という強がり。

でもそれこそが、


Story of My Life(それが僕の人生の物語)
"Story of My Life"


なんてね。


ハルカトミユキ +5th Anniversary SPECIAL @日比谷野外大音楽堂 2017/09/02
【感想】ハルカトミユキ 3rdアルバム「溜息の断面図」全曲レビュー













このエントリーをはてなブックマークに追加
 

2017年11月5日日曜日

新藤晴一のカフェイン11レポ 2017.10.30放送分 「BUTTERFLY EFFECT」発売しました






※赤字が自分の感想です


ポルノグラフィティ新藤晴一のカフェイン11レポ 2017.10.30放送分



オープニングトーク




ツアーに向けてリハーサルが始まり、アルバムのプロモーションも重なって疲れ気味。
疲れすぎて尾道とかの物件を無意識に見てしまうそう。

ニューアルバム「BUTTERFLY EFFECT」をリリース。


メール;「BUTTERFLY EFFECT」毎日聴いています。アルバム曲はどれも好きだけど"MICROWAVE"の中毒性が高い。今までのポルノになかったサウンドに、自分の頭を冷蔵庫に例えてしまう歌詞、ライヴで聴きたい。

晴一:"MICROWAVE"が聴けるかどうかは当日のお楽しみに。



1曲目"MICROWAVE"



新橋駅前でサプライズライヴ




新橋駅前でサプライズライヴ。
1時間前の告知にも関わらずファンの人が来てくれ、そこにいたサラリーマンの方々も足を止めてくれた。

"Working men blues"について、気持ちを込めて作ったが、本当に働いてる人にどう届くか心配だった。

1時間前の告知だけど、ポルノT着てくれたファンの方もいた。
ギリギリの告知にも関わらず、ポルノTを着てくれたのは、もしかしたら予測をしてくれて準備していたのでは。

今浪:「着いたらちょうど終わってた」という人もいます。

晴一:あぁごめんね。自分たちでもイベントとして捉えきれてなかったから。新橋で働く人たちのためにメッセージを届けて帰ろうとだけ思ってた。
でもあれだけ人が来てくれたなら、もう1〜2曲用意しておけば良かった。

終わってから知りました(八王子市のSさん)


2曲目"Working men blues"



BUTTERFLY EFFECTの感想




しまなみテレビの10月号について。
今回は公開放送だったが、ツアー中は不定期で何かあったら放送となります。

110人集まってくれたけど、常々抱いていた「ロックスターとファン」という関係じゃなくて「田舎の兄ちゃんが帰ってきた」みたいな雰囲気になった。
最初こそワーっとなったけど、5分くらいでこたつに足突っ込んでるような雰囲気になった。まぁこれはこれでポルノらしいかなと。


コーナー:BUTTERFLY EFFECTの感想ないん?

今浪:その前にさっきの新橋について、渋谷で張ってたり、丸の内で張ってたり、タオルとか準備して行きましたという人が。

晴一;そうか。どこかに現れるというのは言ってたんだ。確かに丸の内も働く人の街だしね。
ほら、こうやって宣伝部が「サプライズだ!」と言っても読まれておろう。


メール:ニューアルバム聴きました。"夜間飛行"が特に素晴らしかったです。今回のアルバムを聴いて晴一さんは本当にメロディに言葉を乗せるのが本当に上手だと思いました。

晴一;メロディに言葉を乗せるのが上手い、ようやく認めてもたえたような。でも語感とかそういうのって実はあんまり意識してない、まぁ鼻歌で合わせはするけど。
だからたまに歌いづらいのもあって"MICROWAVE"でもあったな。「アンダーヘア」とか凄く歌いにくいけど頑張って歌ってくれと頼んだ。

歌詞によく出てくる「抱きしめたい」とかそういう言葉って予測がつく、たとえば挨拶で「チューっす」て言っても「おはようございます」のことなんだなって予想つくみたいに。でも予想してない言葉っていうのはきちんとイントネーションにハメないといけない。あ、ちゃんと語感意識してるな。

「アンダーヘア」に頑なコダワリを持つ作詞家。


曲行きますか。
"夜間飛行"について、何かあったかな。思い出したら言います。


3曲目"夜間飛行"

"夜間飛行"聴いてもらいました。

思い出したのが、カースケさんのドラムね。レコーディングでスネア一発鳴らしただけで「あ、カースケさんのドラム」だった。テクニカルな曲じゃないけど、その音色だけで聴かせてしまう。


あのドラムは国宝級。本当に素晴らしい。









カープ通信ファイナル




全国ツアーも開催間近。
現在はリハーサル4日目。いつもよりは仕上がりが早くてみんな気合いが入っている。アルバムを出したからルーティーンでツアー行くって感じじゃなくて、今までで一番良いツアーにするという意気込みがみんな強まっている。

今は色々なものが急ピッチでまとまってきている。でも5時間半くらい新しい曲たちをフル回転で弾いたあとのラジオは舌が上手く回らない。
今回は仮セットを山梨県の倉庫というか、スタジオに組むんだけどそこにリハ前に往復するんよ。それを見て、照明の具合などを意識合わせをして2時間かけて戻ってリハをする。


コーナー:カープ通信 ファイナル

公開収録で聴いたらいまいち人気のない可能性が出てきたコーナー。


2017年が終了。カープはクライマックスシリーズで敗退。

やっぱりね。4月に始まって今10月でしょ。だから横浜は上がり調子、でもカープは一年やってきた中で下がり調子のところだった。それでもなんとかなるかなと思っていたけどどうにもならなかった。
クライマックスシリーズの是非について、カープが惜敗していたらCSに一言あったけど、あれだけ大敗したら何も言えない。

来年に向けてチームに爆発力があるかが鍵。

日本シリーズはソフトバンクが2勝しているけど、横浜も日本一あるかなと思っている。


結局いいとこまで持ちかえしたけど、横浜ギリギリ及ばずだったようだね。
でも晴一さんの予想いいところ突いてたんだね



4曲目"キング&クイーン"


スタッフ、メンバー含めインフルエンザの予防接種。
ツアーは誰か1人かかってしまうと全滅の可能性もある。







では今週も閉店です。










このエントリーをはてなブックマークに追加