2016年10月8日土曜日

上手いのに心に響かない歌、下手なのに心に響く歌





上手いのに心に響かない歌
下手なのに心に響く歌

この差はなんなのでしょうか。

今回はそのことについて自分なりに思うことを書いてみます。








アメリカン・アイドルの例



先日アメリカン・アイドル出身の歌手アダム・ランバートについての記事を書きました。

アメリカン・アイドルといえば全米で歌の上手い人のオーディションをして、全米ナンバーワンを選ぶという番組。

僕も一時期ハマって食い入るように見ていたのですが、投票内容への偏りが酷くなってきた辺りで切ってしまいました。具体的には女性投票者が増えたことによる、男性候補への投票の偏りです。女性でかなり有望だった候補者が落選したときにこれはもうダメだと思いました。サイモンも降板してしまったし

さて、そんなアメリカン・アイドルですが、当たり前ですが歌の上手い人が沢山出ます。しかし、その中で勝ち残っていくのはどんな人でしょうか?


1つにはアダム・ランバートのように「自分をプロモーションするのが抜群に上手い人」というのがあります。しかし、これは特異な例です。


もう1つ思うことが「伝えたいメッセージがしっかりしていること」だと思います。歌でしか表現できない、そんな歌が響くそう思います。

極端な話「コイツ歌以外本当にどうしようもねぇ奴だな」くらいの人の歌の方が訴えかけるものが強いと思うのです。


神聖かまってちゃん的な。


正確な歌や演奏でも心に響かない理由



よくテレビで譜面通りにいかに歌を歌えるかとか、演奏ができるかとかいう企画やってますよね。

あまり積極的には見ることはないですが、以前にヴァイオリンのNAOTOさんが出てた時など見たことあります。

あの時に結果的にNAOTOさんが負けてしまいましたが、僕は演奏を聴き比べて明らかにNAOTOさんの方が心に響きました。もちろんポルノファンというバイアスもあるかもしれませんが、一緒に見てた母も同じことを言っていたので、あながち間違ってはないかと思う。


そこで思うのが、音楽に本当に大切なことは表現力だということです。


いくら歌や演奏が上手くても表現できてない音楽ということ。

なぜ表現ができていないか。
それは聴く人にどう伝えたいのかというビジョンがないことからきていると思います。

たとえば、西野カナが中島みゆきの曲を歌ってリスナーに伝わるでしょうか?
良し悪しの話ではなくて、西野カナの音楽はちゃんとターゲットが明確になっています。その需要と供給が合致してるからこそ、これだけ売れているのです。

その点「上手いけど心に響かない」という歌手の人は、果たして誰に向かって歌っているのでしょうか?
僕にはそれが見えてこない。だからこそ説得力が生まれないのではないでしょうか。


まとめ



パンクはなぜ下手でも心を揺さぶるのでしょうか?
それはパンクが「若者の抱えている不満」を叫ぶからです。そのメッセージ性が強いからこそ、パンクはテクニックではないところで語られているのです。

歌がうまいことが全てであれば良い歌とはオペラ歌手が一番じゃないかという話になってしまいます。
しかしながら、とりわけロックというものはいかに人の感情を揺さぶる歌を聴かせられるか、それが一番大事なことだと思います。

以上が僕の思う理由です。


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