2016年9月12日月曜日

EDMはもう死んだ






かつて一世を風靡したEDMというジャンルがありました。

猫も杓子もEDM。
みんなパリピでした。美しき哉。

僕は普段は全く聞かなくて、せいぜいEDM要素入った曲を聴くくらい。それでも何曲か。

そんな僕がサマソニでALESSOのライヴを少し見る機会がありました。

自分でも驚くくらい何にも響きませんでした。一緒にいた友人も。

たぶん今回暴言しか書かないので、EDM好きな人ごめんなさい。

周りの人はみんなハンズアップして盛り上がっていたので多分僕らが間違ってるんです。僕が合ってたことなんて1つもない。

でも、言いたい。EDMというオモチャはもう死んだ。








・盛り上げ方が全部一緒


もちろんテレビや音楽の話題でEDMがどんなものかは分かってます。その時点で「なんか盛り上げ方が全部一緒で単調だよな」と思ってました。
しかし、もしかしたらエレクトロミュージックというものは生で見ないと判断してはいけない。生で見たら何か変わるかもしれない。一応僕はそう思ってました。

でも実際ライヴをALESSOを30分程見て思いました。飽きた。ていうか2曲目で飽きた。
ちゃんと聴いてみようと耳を傾けてもどうやっても曲の違いが分からない。

四つ打ちのリズムトラックで始まって、男女どちらかのボーカルが入る、少し展開させてからビートの連打


ダ ダ ダ ダ ダダダダダダダダ


ってやつが入ってここが盛り上がるところですよと。
それから派手なシンセが雪崩れ込む。

もちろん照明や映像も分かりやすい。大抵スモークや火花とセットで盛り上げる。

この一連の流れがひたすら繰り返される。本当です。マジでこれしかない
それでも良いんですね。みんな楽しそうでしたもん。

EDMも盛り上げ方をパターン化することで受け手の思考回路を停止させて条件反射だけで盛り上げているだけ。

押すと食べ物が出てくるボタンを猿に与えると食べ物が出なくなったとしても猿はひたすらボタンを押し続けるらしいよ。
なんかバカにされてる気分にならない?



・DJごとの特徴教えてくれ


じゃあ盛り上がってたパリピの皆さんに聴きたい。

ALESSOを見る理由は?
ALESSOが他のDJより優れている点は?

ALESSOの部分にZEDDとかアヴィーチーとか入れてもいいです。

もちろん多少ヒット曲の有無はありますが、ぶっちゃけ誰でも良いんでしょ?だって誰見ても同じだもん。
この没個性がEDMというジャンルを好きになれない原因かもしれない。

極端に言えばその場で盛り上がれれば何でも、誰でも良い。


・時代に消費されて何も残らない音楽


反論したい気持ちは分かる。でもだ、

じゃあ君は10年後もALESSO最高!EDM最高!と言うんだな?
君は間違っても昔トランスやばい!ヒップホップ最高!とか言ってなかったな?

どうせ君たちも数年後には「EDM?もう時代遅れっしょ」って言ってるだから。

僕は10年後もUNDERWORLDは最高だと言える自信あるぞ。

僕はライヴを見ててこんなにその瞬間でしか消費されない音楽はないと思った。
見てて、オモチャなんだなと思った。一時的に大流行して、ブームが過ぎて飽きたら、はい終わり。

もはや何に怒ってるのか分からなくなってきた。

確かにあの時僕ら以外はEDMという音楽を楽しんでいた。
でもそれは「音楽」が流行ってるんじゃなくて、「EDMが流行ってる」という謳い文句だけが流行っていただけなのだ。

EDMはもう死んだ。


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