KICK THE CAN CREWが20周年に際して新作リリースを発表した。
ということで、かつて一世を風靡した彼らの思い出を書こう。
3MC
KICK THE CAN CREWといえば、僕の世代(30歳前後)にとっては大変思い入れが深いアーティストである。
3MC+1DJという構成で、フロントの3人の個性が際立っている。
このキャラ立ちこそキックの魅力といえるだろう。
僕は中学の時に大ブームがきまして。
昼の放送では2日に1回"マルシェ"が掛かっていた。
普通であればヒップホップだったりラップというものは、かなり聴く人を選ぶ。
それをJ-POPとしてしっかり昇華したのがキックであり、同時期に活躍したRIP SLYMEなのだ。
ありえないくらい当時皆が聴いていた。
とまぁ熱く書いてみたが正直なところオリジナルアルバムは聴いたことない。
シングルとベストアルバムだけの知識なので、細かなことは根強いファンたちに譲ろう。
しかしながら、そのシングル曲たちの素晴らしたるや。
とにかくヒップホップでいながらもキャッチーなのだ。僕は2015年にVIVA LA ROCKでライブを見たが、久しぶりなのに全部サビ歌えたほど。
なんならラップ部分まで大体覚えてた。
おそらく周りも同年代が多かったのか、合いの手まで全員ばっちりであった。恐ろしい。
"マルシェ"と同時期にリリースした山下達郎の"クリスマス・イブ"のカバー"クリスマス・イブRap"と話題となった。
僕は「ノリでカバーしちゃいました☆」みたいなのは好きではないのだけれど、これは今でも大好きである。KREVAのイエモンの"楽園"をカバーしたのも良かったのでアレンジが好みなのかな。
トラック
もちろん3人のMCも魅力なのだが、KICK THE CAN CREWにおいては、バックのトラックも秀逸である。
↑一番好きな曲は"イツナロウバ"
これからの季節にもピッタリ
基本的にはループなのだが、とても耳に残るフレーズのトラックが多く、だからこそトラック聴いてるだけでもノレる。
基本的にトラックはKREVAが制作しているが、本当にこの人は才能が凄いと思う。
なぜか金田一少年のドラマで被害者役をやり、「シンゴジラ」で自衛隊役をやっただけある。
↑"ユートピア"はピアノが心地よい。
個人的に好きなトラックは"sayonara sayonara"と"ユートピア"である。こういうメロウなトラックとても好きで、ずっとループしたいくらい心地よい。
↑"アンバランス"も良いよね
完全復活
KREVAはソロでも活躍したし、MCUは木更津キャッツアイに出たり、LITTLEは、何してたんだ?
※色々ソロ活動してたそうです
2017年6月に新曲"千%"を発表し、さらにはアルバムのリリース、日本武道館での復活祭と全国ツアーまで発表された。
新曲"千%"が、これまたカッコイイじゃないか。イントロ最初はなんだと思ったら、12秒からもうキックの世界になってる。
変わりない、さりげなく過去の歌詞も入ってたりして、現役のまま新曲をポストしたかのように衰えない。
何一つ揺るがないKICK THE CAN CREWがそこにいた。
これを機会に世代に響くことを祈ろう。
【おまけ】
KREVAはラーメンズのかなりのファンということで縁ができ"ナニカ"という楽曲でラーメンズの声をサンプリングしたり、ライブで実際にコントを披露したりしている。
ちなみに僕はラーメンズが死ぬほど好きなので、たまらない。
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