タイトルの通りである。
僕はポルノグラフィティに会いたくない。
以上だ。
……とそれで終わると語弊しかないので、その言葉の意味をこれから補っていこう。
僕がポルノグラフィティに会いたくないという理由、それはひとつだ。
どの面を下げて会えばいいか分からないのだ。
怖い
もちろん、最大級の愛情とリスペクトを持って書いているつもりではあるが、如何せんこれだけ書いている。多少は歌詞を間違えるだの、アヒル口だの、失礼極まりないことも好き勝手書きまくっている。
それは、本人たちは見ないだろう、と高を括っているからである。それが、たとえば本人たちが電磁波とか、何かの間違いでたまたま見てしまったとしたら、と思うと、これだけ長文を書いてきた僕は、一文字も書けなくなる。
なんという身勝手。
無論、ポルノグラフィティの2人がそれくらいで怒るとは思えない。もっと好き勝手書いてる人だっているはずだし、数々の否定的な意見だって、目にしなければならない立場だ。
それを思えば、僕のブログくらい。と思いつつも、もうひとつの感情が心をかすめる。これだけ書いているんだ、全うに見たら、もしかしなくても。
……引くだろ。
と思ってしまう。下手したら、これまで本人さえよく覚えてないかもしれない曲ですら、控えめに言ってもめっちゃ語れる。
これだけ記事を書いてきたことが証明してしまってる。
そうなってくると、いよいよ大変だ。
もし僕が知らない他人に、徹底的に分析され、書かれてるとしたら。僕は怖くてそんな相手に会いたくない。
面識ないのに相手をこれだけ知っているって、もはやストーカーではないか。
※ここまで書いているが、そんな予定はないし、未来永劫ない
何を話せばいいんだろうか
たまに新宿タワレコでやっているインストアイベントに行くことがある。
僕がライヴ以外でアーティストと直に接する唯一の機会といえる。
イベントのライヴが終わると、買ったCDのジャケットにサインをしてもらえるコーナーになる。
それで、サインしてもらっている間に、アーティストと少し話すだけで、とてつもない緊張をする。
憧れの対象である上に、そもそも人見知りコミュ障が発動し、自分の番が来るまでの緊張感たるやない。
ハルカトミユキなど、もう何回も行っているのに、今だに緊張して吐きそうになる。並んでる間に、何を話すか、ひたすら考えてる。
伝えたいことはたくさんあっても、時間が短いので、全て伝えきれない。
僕は、やはり文章でないとダメなのだ。
と言っても文章ですら本人には恥ずかしさから読まれたくない。
こじらせ過ぎだ。
ハルカトミユキでそれほどなのだ。もしポルノグラフィティとなったら、間違いなく緊張で前日からマーライオンと化すことだろう。
憧れという名の毒が、僕を殺す。
天気の話ですらまともにできる自信がない。
新藤晴一「雨じゃね」
僕「え、ええ。お前らのせいd、いやさすがポルノグラフィティ!!」
絶対こうなる。日常で出会わない人と日常会話できるわけがないだろう。ミュージシャンとサラリーマン、あまりに日常が違いすぎるのだ。
同時に、あまりに畏れ多くて何も言えなくなる。
なぜ僕はこんなにありもしない謁見を想定して怯えているのだろう。
もし、(妄想だけど)その会合を終えたとして、それで終わるだろうか。いや、ない。
インストアイベントの帰りに、僕はいつも後悔している。
「ああ言えば良かった」
「こんなこと言って大丈夫だったかな…」
思い返して反省し、落ち込むのだ。
元来、喋るのが苦手な人間が頑張ったところで、底が知れている。
そんな理由で、僕はポルノグラフィティに会いたくない。
つまりは、直接会話する機会を持ちたくない。
憧れは時に超えられない壁となる。
そう、それは「臆病という名の防波堤」。
なんでこんなに思春期の初恋みたいな想いをこじらせてるんだ、僕は。
最後にはポルノグラフィティに帰ってきてしまう
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本当、共感しかないです。
返信削除とてもじゃないけど、LIVE会場のステージ上と客席以外の場所でポルノグラフィティと対面するなんて考えられないです。
畏れ多くて、お顔すら拝見できない自信があります。
きっと、号泣して引かれます←
ただ、善良なファンでいたいだけなのに…
善良すぎるからこそ、そう思ってしまうのです。
削除ライヴで目の前にいるだけで神々しいですもんね。もう。