2016年11月24日木曜日

「X-ファイル 2016」エピソード1〜3 ネタバレ感想と解説






今年僕が最も待望していた「X-FILES(X-ファイル)」の新シリーズが公開されました。

僕はもうX-FILES大好きでして、昔テレ朝で放送してたやつを毎週楽しみにしておりました。

合わせてレンタルで初期のシーズンよく見てたんですよ。小学生だったけど。


それからしばらくして、大学生の頃にデアゴスティーニでX-ファイル全巻リリースされて、揃えたのだ。
頑張った。


ということでX-FILES 2016ももちろんBlu-rayを予約購入。

今までのシリーズのBlu-rayでの再発売はさすがに買えてない。






欲しい。誰かくれないかな。


ということで、X-FILES 2016の全6エピソードの感想を前後編に分けて書いていく。
感想については、なるべくネタバレ避けますが、少し触れてはいるので、お気をつけを。













EPISODE-1 闘争 Part.1






あらすじ



モルダーとスカリーがFBIを去って10年以上が経った。しかし、かつての上司スキナー副長官が二人を呼び寄せる。異星人によるアブダクトと政府陰謀の関係を証明する新たな証人が現われたというのだ。モルダーたちは再び真実を追い始める。


感想



新シリーズの最初のエピソードはミソロジー(陰謀もの)です。
このシリーズの最終である「闘争 Part.2」とのセットもののエピソード。

厳密に言えば過去の9シーズンと劇場版二作を見ていたほうが楽しめますが、それでも新しい視聴者確保を意識したのか、そこまでガッツリと引きずってないので、初めてでも楽しめると思います。

といっても、長年のファンにはそんなことよりもモルダーとスカリーが一緒に捜査に踏み出すってだけで、もうストーリーなんでもいい!クリスカーターありがとう!というところではないでしょうか。

モルダーとスカリーの関係は劇場版2作目では共に生活してましたが、それから2人は別居し、スカリーは医者に、モルダーはニートに(あ、元からか)別々の道を歩みます。


しかし、かつてのFBIの上司であるスキナー副長官に呼び出されまた2人は共に陰謀の渦に巻き込まれていきます。てかスキナーいつまで副長官なんだよ。


キーパーソンとしてネットで陰謀論の提唱動画をパーソナリティーとして配信しているタッド・オマリーが登場します。


この人登場からとにかく胡散臭いのですが、 どうストーリーに絡んでくるかは見てのお楽しみ。


エピソード1はとにかく情報量が多く、しかも展開も目まぐるしいくらい変わっていくので、できれば2回見て欲しいところです。
それくらい一度では覚えきらないと思います。X-FILESについては吹き替えも安定感抜群なので、字幕と吹き替え2回で見てください。


ちょっとX-FILESらしくないところもあるので、何かと批判的な感想も出てますが、なんかもうおかえりという気持ちで満たされて、ありがとうという感じしかなかったです。
てか陰謀論みたいなのは好きなので、僕は大好きなエピソードですよ。



EPISODE-2 変異






あらすじ



ニュージェニクス社で社員が異常な自殺をした。長年閉鎖されていたX-ファイル課が再開され、FBIに復職したモルダーとスカリーはさっそく捜査を開始する。二人は会社の"創始者"が、遺伝子操作に関わる忌わしい人体実験を行なっているのではないかと疑う。


感想



ある意味これぞX-FILES!というエピソードです。
奇怪な事件が発生し、遂にFBIとして復活したモルダーとスカリーが捜査に乗り出します。やっぱ2人はスーツ姿が良いですな。


10年以上仕事に関わってなかった元職員があっさり復帰ってFBIどうなってるんでしょうか。


そして見所はモルダーとスカリー、それぞれが息子ウィリアムのことを想うシーンでしょう。
どちらのシーンも(最後を除くと)理想的なシーンではありますが、2人とウィリアムの関係を思うと切ないです。


事件については、もったいぶったわりに、意外とあっさり会えたゴールドマンが事件のキーパーソンに。
奇形の子たちは見た目と裏腹のけなげさみたいなのもあって、あのシーンはなんとも言えない気持ちになります。


カイルが出てきてからちょっと駆け足に終わってしまうのがちょっと残念だった。もうちょっとじっくり描けてたら更に良かったと思う。けど、ラストはいかにもX-FILES的で良いです。


EPISODE-3 トカゲ男の憂鬱






あらすじ



オレゴン州でモンスター絡みの殺人事件が発生する。しかしモルダーは超常現象に捧げてきた過去を振り返り、すっかり自虐的になっていた。しかし、事件を追ううち、モルダーは奇妙な男に出会う。そして彼との触れ合いによってモルダーは以前の情熱を取り戻していく。


感想



久しぶりのモンスターエピソード。
エピソード2がこれぞX-FILES!だとすると、これは「これぞダリン・モーガン!」と言いたくなる。


ダリン・モーガンは過去にも「サーカス」や「執筆」など変わり種が多いマニアックな人気を誇っている。ちなみに彼が脚本のシーズン3「害虫」はG的なもんにまつわるエピソードなので一度しか見てません。下手したらモルダー素手で触ったシーンが全シーズンで一番怖かった。


このエピソードはコメディですが、ちょっと倒叙ミステリの装いもある。実はトカゲ男の正体が意外でというのは、結構捻りが効いてるなぁと思います。


でもやたら携帯カメラのシャッターを切りまくるモルダーだったり、スカリーのサービスシーンがあったり、笑える要素も盛りだくさん。


モルダーとガイのやり取りが後半からの中心ですが、会話がとても面白いです。
特にガイとのラストシーンのおかげでモルダーが意欲を取り戻すという重要なターニングポイントとしての要素も盛り込まれています。


ということで前半3エピソードでした。


後編
「X-ファイル 2016」エピソード4〜6 感想と解説












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