2019年1月10日木曜日

【記憶力】歌詞は覚えられるのに勉強ができない







おそらくなのだが、ポルノグラフィティとハルカトミユキの歌詞はほとんど覚えている。その他、本当に沢山の歌詞を"そら"で言えると思う。

なのに、僕は勉強ができないし、頭も良くない。ついでに顔も良くない。

そんな話。






歌詞をどれだけ覚えているか




1曲の歌詞の文字数の平均をおおまかに500字前後としてみる。

そうした時に、たとえば1000曲覚えていれば、50万字を覚えているということになる。


どう考えても、そんなものでは済まない。
下手した1万曲は覚えているかもしれない。


だとすると、500万字である。


この数字がいかにとんでもないかというと、『大般若波羅蜜多経(だいはんにゃはらみったきょう)』、通称『大般若経』が600巻で4,820,693字なのである。

お葬式で聞く「はんにゃーはーらーみーたー」というやつは『般若心経(はんにゃしんぎょう)』といって、これの重要な部分を266字にまとめたものである。


しかし、僕はその般若心経の266字ですら、全く覚えられないだろう。


もう少し身近な例でいうと、たとえば文庫本の350ページ分が大体25万字だという。もちろん出版社によって違うが、ここはおおまかに考えていただきたい。

だとすると20冊分の文章を暗記しているのと同等ということになるのだ。

なのに、最近読んだ本から"そら"で引用できるような文章は、とっさに出てこない。

よく小説とかドラマの登場人物がさらっと、文学作品等から言葉を引用したりするシーンがあるが、僕にはできる気がしない。なんなら、たまに読んだはずの本のあらすじすら危ういことがある。


少し脱線するが舞台の役者さんがあれだけの言葉を覚えて、演技としてそれをステージで表現しているというのは、凄いなと思う。たとえば映画のメイキングとかで、短いシーンなのに言葉が出てこなかったり、間違えたりするNGシーンがあれだけあるのに。


無論、音楽と小説等では反復の頻度が決定的に違う。
その歌詞だって、何度も聴いて覚えていったものだ。

勉強だって同じことだ。

同じ熱量で反復してれば、さすがに頭の悪い僕ですら、もう少し偏差値が上がっていたことだろう。

それでも一応なりとも、これだけの記憶力があるなら、人生でもっと役に立つことを覚えられたのではないかと思ってしまう。

こうしてブログで歌詞について書けているのは、その引き出しがあるからこそとも言えるが。


それにしても、音楽の力というのは記憶にとって、大きい効果があるのだなと痛感させられる。










リズムに乗せて




音楽の力とは凄いもので、文章としては覚えられないことも、メロディとリズムに乗せると、軽々覚えてしまう。

般若心経を覚えられないとは書いたが、ちゃんと覚えようとしいないだけで、あのリズムで何回も聴いて、自分でも練習すれば覚えられることだろう。


かつて「学校へ行こう」というV6の冠番組がやっていて。

そこで「B-RAPハイスクール」というコーナーがあった。あまりに大好きなので、これだけで記事を書きたいくらいだ。


ものすごく搔い摘んで説明すると、変な人たちが変なラップや歌を披露するだけのコーナーである。強烈なキャラクターが多数登場し、今見返しても夜中に近所迷惑なくらいの声で笑う。

その中で、Co.慶応という人がいて、お勉強ラップというものを披露していた。というか久しぶりに調べてたら、今はYouTuberやってて、さらには話題のZOZOTOWNの前澤100万円に当選したというのだ。マジか。







そのお勉強ラップというのが、ラップ形式で年号や歴史の用語などを言うものであった。
年号を覚えるのが苦手だった、当時の僕のような学生たちは、これにどれだけ助けられただろうか。

今でも口ずさめるほど、耳に残るものだった。
それだけ音楽に乗せると記憶に残りやすいと言える。


昔は勉強が嫌いだったが、歳を重ねて、あらためて色々と「知る」ことが楽しくなってきた。それだけ、自分の知ることが世の中にはまだまだ数多く存在する。

そうした時に、今となっては記憶力は衰えるばかりだ。最近、すぐに人の名前や固有名詞が出て来なくなりつつあり、危機感を覚えている。

自分なりに音楽に乗せて覚えたら、もっと覚えられるのかな、なんて考えたりしていた。


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