2026年10月29日木曜日

ポルノグラフィティの裏TOP9を語りたい





ここ数日アーティストのTOP9を投稿するのを見かけていた。

というか、これか韓国とアメリカの美味しいものに飛びつく日本タヌキたちばかり流れるアルゴリズムになっていた。

音楽界の貪欲タヌキことポルノグラフィティのファンたちも、美味しい企画にすぐ飛びついた。

ということで自分も、あまりに悩んで「音楽に順位などつけるべきではない」と文句を言いながらやってみた。

そのTOP9を語るのではなく、ここではそのTOP9に含まれない選外の曲たちを裏TOP9として語りたい。
いくらでも曲は出せるけど、キリがないので9曲で。

ちなみにTOP画は「プレゼン」ではなく「お手上げ」のフリー素材です。




TOP9、でない曲たち






自分のTOP9はこの通り。

まぁ、ほとんど昔から変わっていないので、以前どこかで触れたものと近い。なのに現時点で最新の狂気“内緒のしょ”がランクインしたのである。恐ろしいんだけど。

他の方のTOP9を見てても結構“内緒のしょ”を入れている辺りに、この曲の至福な毒に侵されたファンの多さが表れている。最新のポルノグラフィティの怖さがここにある。

ちなみにTOP10の時はここに“∠RECEIVER”が入るし、前は“メビウス”が入っていた。
※なので、どちらかというとTOP9枠のため今回は触れていない

TOP9に入れてる曲たちは、まぁ分かるでしょうと。僕の人生そのものです。

ポルノグラフィティで好きな曲は数多とあるが、その中でも、ライヴで聴いたら理性を保てない曲たちが並んでいる。とすると、ライヴで聴いてもいない"内緒のしょ"が入ってるの、どういうことだってばよ。


それでは、裏TOP9としてTOP9以外の曲を紹介していこう。TOP9と言いつつ順不同に紹介する(これ以上頭を悩ませたくない)


1. カメレオン・レンズ
作詞・作曲:新藤晴一 / 編曲:篤志、Porno Graffitti


現時点で“内緒のしょ”に繋がる系譜の礎はここにあると思っている。

基本的には縦ノリの多いポルノのライヴの中で、こうした横揺れでベロベロに酔わされる曲は堪らない。

歌詞についてはかつて5千字以上書いたけど、正直まだまだ語りきれない魔力に溢れた楽曲である。絶対なんかヤバイ成分が入ってる。

正直、ポルノグラフィティのこうした面って、まだまだ世間には伝わりきれていないと思っているから、こうしたまさに“ポルノ”なグラフィティの面も届いてほしいなと思う。

ミュージシャンが新境地を切り開くことは簡単だが、普通なら賛否を生むことが多いし、それがファンの心を震わせるのは、あまりに大変なことなのだ。ポルノグラフィティはそういうところを平気でやってくる。

それだけのキャリアと曲数があるからこそ、こうした企画で人によって全然違う9曲が並ぶのだ。

“カメレオン・レンズ”以後も本当に数え切れないくらい震え上がらされたんだけど、この曲は特にその想いが強くなった重要なターニングポイントとなる1曲である。

その上で男目に見ても色気がヤバすぎるMV含め、重要な曲だ。色気を分けてほしい。



2. Part time love affair
作詞・作曲:新藤晴一 / 編曲:トオミヨウ、Porno Graffitti


ポルノグラフィティのカップリングはファンにとっての主要曲、というのが共通認識だと思っている。

この曲もシングルとしては久しぶりのラテン歌謡J-POP曲の“LIAR”と、岡野昭仁のストロング精神論な“真っ白な灰になるまで、燃やし尽くせ”の両A面の流れから、“Part time love affair”がスッと手渡される。なんてことしてくれるの?

“カメレオン・レンズ”がシングルで表層化したのが例外的なんだけど、新藤晴一のアルバム曲やカップリングでのこうした変化球な曲を、僕は本当に好きなんだと思う。

一癖も二癖もあるアダルトな歌詞と空気は、新藤晴一が言葉を書いて岡野昭仁が歌うポルノグラフィティならではの曲バランスになっていると思う。

オトナと純粋を反復横跳びするような世界観が、これこそが自分のムズキュンだと叫んでいる。


3. Fade away
作詞・作曲:岡野昭仁 / 編曲:江口亮、Porno Graffitti


自分は新藤晴一の言葉に脳髄を焼き切られた人間なので、どうしてもこうした時に新藤晴一曲が多くなってしまいがちになって申し訳ないが、岡野昭仁曲も大好きである。フォローではなくて本心として。

自分にとって岡野昭仁曲は、その時の心情と重なると恐ろしいパワーを生む。
それは多分、ヴォーカリストとして選んだ言葉がダイレクトに胸に突き刺さるからだと思う。

という流れとは関係なく“Fade away”については、とんでもねぇ曲を創りやがったと思わされた。

所謂、黒岡野な曲の中では、自分の中で一つ頭が抜けた曲である。

もう何回書いたか分からないが「核心を飲み込んだら 欺瞞と虚言の臓器で消化して」というフレーズは、お世辞抜きに、生涯ベストに入れたい歌詞である。

そして自分の中でゲーム「バイオハザード レクイエム」の裏テーマソングはこれだ(知らんがな、と言われても構わないが分かる人は分かると思ってる)


4. ROLL
作詞・作曲:岡野昭仁 / 編曲:ak,homma, Porno Graffitti


個人的な思い入れでいえば、かなり濃い曲である。
自分が友人たちとバンド的なことをしていた時に、練習スタジオで最初に演る曲が“ROLL”だったのだ。

もちろん元々好きな曲なんだけど、ライヴでたまに演ってくれると「本物スゲー」とバカみたいな気持ちになる。こっちの話の方がよっぽど知らんがな、という話だな。

とまぁ、それくらい思い入れあるんだけど、前回のFCUW6のカルトクイズで、ROLLの金属音が分からなかったので、僕はまだ“ROLL”の全てを知らない。

曲調は爽やかなんだけど、決して爽やかだけでは終わらない決意が、「僕はそれを恐れてたんだ」からの「僕がすべて抱いてあげる」という強い言葉に溢れている。

その熱を秘めているからこそ、多くの人々の心をとらえているのだろう。



5. 夜間飛行
作詞・作曲:新藤晴一 / 編曲:宗本康兵、Porno Graffitti


いや、分かる。自分の中ではもっと上の存在な曲だ。TOP9レベルに好きだよ、助けて。強制されて選んでる訳ではないのに、何を言ってるんだ僕は。

「PG wasn't built in a day」ツアーで来た時に死ぬかと思ったほどだ。ということからも分かると思うが、この裏ベストも結局はライヴで演られたら情緒がぐちゃぐちゃになる曲たちを選んでいる。

ロマンチシズムだけではない、この曲の余韻は紫煙の残り香のように胸に残る。

宗本康兵によるアレンジがあまりに秀逸で、一つひとつの音が無形文化財になるべきだと思っている。

特に河村"カースケ"智康を迎えたドラムは、その1発目の音色から聴く魔法だと思ってる。音楽に正解はないが、これしか正解が有り得ない。

「ジョン・メイヤーくんが弾いたらもっと甘いギターソロになったかも」とか当時言ってたが、何をほざいてる。あんたのギターだから、俺はギターを好きになったんだ。








6. 素敵すぎてしまった
作詞・作曲:新藤晴一 / 編曲:馬場一嘉、Porno Graffitti


人生には、こんな夜が稀に訪れる。
その裏返しのような暗闇のような日々は、そんな夜に救われて乗り越えられる。

だからアルバムで“星球”の後にこれが来るの、ホントにズルい。

今はもう見られなくなってたけど、当時この曲のアレンジをした馬場一嘉のブログに、レコーディングとアレンジの話が載っていて、それがとても面白かったのを覚えてる。

オルガンや、最後に足したサビのアコギなど、一つひとつの音色について触れていて、この曲を聴くと色々な音に注目してしまう。

最近、少し良い目のイヤホン(VictorのWOOD Master)を買ったんだけど、その試聴の時に試した曲でもある。ぜひ良い音で味わってみてほしい。これとか“Plastic viper”聴いたら飛ぶぞ。

具体的なことは何も言わないのに、なぜか「わかる」と思わされる新藤晴一文学の真骨頂といえる1曲だ。
この曲、名フレーズの金太郎飴だと思ってる。

もう二度とライヴでやらないのでは、と思ってしまう曲ではあるけど、それでもまた演奏して欲しいと願う今日この頃(ワンチャンで鳥=ムクドリ)。


7. 光のストーリー
作詞・作曲:岡野昭仁 / 編曲:ak,homma, Porno Graffitti


基本的に捻くれ拗らせダメ人間な自分だけれども、この曲の強烈な光を前にすると、生まれたての小鹿のような瞳になってしまう。自分でも何を書いているのかよく分からない。

バラード好きとして、6/8拍子のドンと構えた長尺のバラードというだけで堪らないものではある。なんとなく曲としてそんなに重さも感じないのは、自分でも不思議な感覚だ。あくまでも個人的な感覚です。

テンポが6/8に対して、歌が少し前のめりに聴こえる感じが、この曲の想いの強さを描いていると思う。

この曲は当時の「PANORAMA×42」ツアーでも本編ラストに披露されたけど、かなり苦しめに切々と歌い上げる印象だった。

だからこそ、今の岡野昭仁が歌ったらどうなるか、僕はそれを待ち望んでいる。身体の水分が全部涙になると思う。

このゾンビみたいな愚かな男を光で焼き尽くしてほしい。


8. MICROWAVE
作詞・作曲:新藤晴一 / 編曲:宗本康兵、Porno Graffitti


これも新藤晴一の変化球枠なんだけど、本当に何食ったらこんな歌詞出てくるんだよ。

トオミヨウによるアレンジも何食ったらこんな音重ねられるんだというぶっ飛びよう。“内緒のしょ”といあい、曲のデモもらってから音源の下地が完成するまでのドキュメンタリーを見てみたい。

遊び心とか無邪気さというものは、時に凶器になりうるのだけど、まさにそんな曲だ。

ブログやめろという話なんだけど、何でこの曲これほど好きなのか本当に分かりません。

一応後付けの理屈はつけられなくもない、くらい本能で大好きな曲だ。

理由を後から探すのは、恋なのだ。



9. LIVE ON LIVE
作詞・作曲:岡野昭仁 / 編曲:ak,homma, Porno Graffitti


ライヴ、というものをこれほど見事に描いた曲は他にないと思っている。

演奏する側の熱、迎え撃つ聴く側の熱、その両方をこれほど見事に歌いきっているものは、そう無い。

だからこそ、本来ならアルバム「WORLDILLIA」の候補曲だったものが、ライヴDVD「"BITTER SWEET MUSIC BIZ" LIVE IN BUDOKAN 2002」に特典として収録されたのだ。



若いな…

"BITTER SWEET MUSIC BIZ"という皮肉めいたタイトルの長い長いツアーを走りきったポルノグラフィティが、このツアーの帰結としてこの曲を選んだこと、それこそが僕をポルノグラフィティを底なし沼に引きずりこんだ魅力なのだ。

そこにあるのはライヴの喜び、歓び、悦び。
僕らがなぜポルノグラフィティのライヴに行くのか──それはこの曲に全てが詰まっている。


ということで書いてみたが、“リンク”とか、“A New Day”とか、“空が青すぎて”とか、“IT'S A NEW ERA”とか、“ナンバー”とか、“小規模な敗北”とか、“365日”とか、“ヴォイス”とか、“峠の鬼”とか、“スロウ・ザ・コイン”とか、“AGAIN”とか、“ライン”とか、“デザイア”とか、“ブレス”とか、“土竜”とか、“別れ話をしよう”とか、“バベルの風”とか、“一雫”とか、“ゆきのいろ”とか、“暁”とか、“天気職人”とか、まだまだ触れていない裏TOP9はある。

全部同率です。選べません。みんなで一緒にゴールテープ切ろうよ。

言い訳がましい記事になったが、もはやポルノグラフィティと人生の2/3くらいを過ごしている以上、無理なのだ。

それでもいまだに好きを上書きしてくれるポルノグラフィティが。

僕はやっぱり、どうしても、大好きなのだ。








このエントリーをはてなブックマークに追加
 





















0 件のコメント:

コメントを投稿