2019年6月27日木曜日

【ライヴレポ】SEKAI NO OWARI「The Colors」さいたまDay.2 ネタバレ&セットリスト








ポップスとは、猛毒である。


※ネタバレあり、ツアー中につきご注意を


SEKAI NO OWARIのツアー「The Colors」のさいたまスーパーアリーナ2日目を見た。

2019年初頭にリリースされたアルバム「Eye」「Lip」
白状すれば僕はこのアルバムを聴けていない。そして、そもそもこのツアーを見る予定はなかった。

友人が失恋したため代打ということは個人の事情なので伏せるとして、ある事情でこのツアーを見ることになった。

このところのライヴ続きで2週間のうちに、Amuse Fesでのポルノグラフィティ、THE YELLOW MONKEY、ハルカトミユキと大事なアーティストを立て続けに見ていた。そして、何より前日にアニメ「さらざんまい」の最終皿(最終回)を見てしまったこともあり、もう何も書く気力がなかった。

しかし、今回「感想待ってます」の声をいただいた上に、アンコールのある曲で打ちのめされたので、気力を振り絞り書くことにした。

但し、断りの通りアルバムをしっかり聴いていない身としてはアルバムツアーを語るべきではないのではという思いもあるので、そこら辺を御承知の上で読んでいただきたいことを記しておく。
そしてそんだけ言い訳しておきながら、凄まじく長いのでご注意を。


SEKAI NO OWARI
The Colors さいたまスーパーアリーナ2日目
ネタバレライヴレポ
2019.6.22







ライヴレポ①








久しぶりに訪れたさいたまスーパーアリーナ。
この日は雨で、時折強い雨が街を濡らしていた。

SEKAI NO OWARIを見るのは2013年に富士急ハイランドで開催された「炎と森のカーニバル」以来。






写真でしか見ていないが、近年のド派手なセットリストではなくステージはシンプルな造り。しかしながら、センターステージにはそれの四方を囲うようなスクリーンが配備されていたり、何が飛び出すのかワクワクとした気持ちにさせられる。

暗転しセンターステージのスクリーンにオープニング映像が流れ、半透明のスクリーンに突き刺さる紫の照明たちがその姿を映し出し1曲目へ。まさか、"Death Disco"だとは。それは2013年に新曲として発表され驚かされた曲。

その曲は時を越えて富士急ハイランドと今の僕を繋いでくれたが同時に、低音域が強調された攻撃的なアレンジで、その進化も見せつけた。

遠目にでも廻り、跳びはねながら唄うFukaseの姿が見える。道化のような姿でありながら、その本質を突きつける。


君は何を信じてる? クエスチョン


センターステージからメインステージへ戻って"Which"へ。ステージを取り囲む天井へと垂直に伸びる光線が、どこか檻を想像させる。

現代を魔女狩りに重ねた皮肉たっぷりな歌詞。改めて歌詞を見直し、つまりは最初に突きつけられた「クエスチョン」はライヴ全てを包括するメッセージであることに気づかされる。


雰囲気は一転し"眠り姫"へ。個人的にも大好きな曲で、この辺の曲は聴けないだろうと思っていたので、とても嬉しい。1番AメロでFukaseがピアノに歩み寄ってSaoriと向かい合って唄っていたのが印象的だった。

"Monsoon Night"地中海のラテンを思わせる。序盤の嵐として、もう既にその世界観に引き込まれている。1曲1曲はどれも個性的なのに、ちぐはぐな印象を全く受けないところがSEKAI NO OWARIの力の一つと云える。
また、DJ LOVEがほとんどの曲でドラムを叩いていて。特にEDM調の曲でそれが加わることで、より肉体的なライヴ感を増やす効果となっていた。

たしかここだったと思うが、Fukaseがセンターステージへの花道で走ったり、踊ったりしていた。
最初の衣装で『ワンピース』のトラファルガー・ローみたいな帽子を被っていたが、その踊る姿は完全にジャミロクワイのジェイ・ケイだった。


Nakajin(以下「な」):さいたまー!元気ですかー!「The Colors」へようこそ!さいたまスーパーアリーナ2日目。僕らのところに、今日のお客さんが何処から来ているかとか、どんな年代の人が来ているか、毎回データが来るんですけど、今日はなんと47都道府県全てからお客さんが来てくれてます!凄くない?
Saori(以下「さ」):凄いよ。
な:なんか、全国制覇!って感じがするよね。全国ツアーを廻ってるけれど、こうして今日ここに全国からこのさいたまの地に集まってくれてると思うと、本当に嬉しいです。だからか、さっきの"Monsoon Night"の「Fuー!」とかすごいパワーだったもん。

な:僕らは今年の初めに「Eye」と「Lip」という2枚のアルバムをリリースしました。4年ぶりのアルバムで、ずいぶんお待たせしてしまったんですけど、次の曲はそのアルバムからやります。
9年前にデビューしたんですけど、その時にミュージシャンとしてこうありたいっていう理想があったんです。その理想と現実と闘う日々で。おかしいんですけど、自分の理想に苦しめられるって。でも今になって考えてみると、そういう苦しみがあったからこそ、前に進むことができたんだと思います。そんな想いを唄った曲です。


"ドッペルゲンガー"Nakajinのメインヴォーカル。たとえ理想と現実が違ったとしても、現実に辛く悲しい瞬間があったとしても、それでも人は走り続けていく。その先にあるのは、きっと理想よりも強く成長した自分なのだろう。

Nakajinだけセンターステージに行き「もう1曲唄っていいですか?」というMCから"Goodbye"。

アコギ(Taylorの黒を使用していた)を主体に、とても美しいメロディと優しい言葉が届けられる。フォークの色味が強いこの楽曲はライヴ全体を通しても良い意味での異質感があり、アルバムの曲で1番心に刺さった。






アコースティックなムードがまた一転し"Food"へ。この歌詞の中で「味がなくならないでね」という部分の皮肉が強烈だ。食べ物とはすなわち生きるための糧であり、命をいただくこと。しかし、僕らが求めてしまうのは「味」であり、コーラスで叫ばれる「Juicy(ジューシー)」や「Crispy(サクサク)」などの食感ばかりを持て囃す。



ライヴレポ②








センターステージでMC(Fukaseは裏に戻っていた)。

さ:ありがとう。FukaseとNakajinは動いて前に行けるけど、私とラブは動けないから今のうちに、こんな衣装だよっていうのを。

Saoriが立ち上がってステージを周りながら衣装を見せる。反対ではDJ LOVEが同じようにくるくる廻ったり衣装を見せたりしていた。


さ:こんな衣装でした。そっち(ラブ)も見せた?
DJ LOVE(以下「ら」):うん。くるくる廻った!

さ:さっきNakajinも言ったけど、私たちは今年久しぶりにアルバムをリリースして。レコーディングは去年ずっとやってたんだけど、その間に0才児を育ててまして。預けられない日とかにレコーディングスタジオに連れてきていいよって言ってくれて、スタジオとか会議室とかで使わせてもらいました。そうしたら、さっきNakajinが唄ってた"ドッペルゲンガー"の時に、踊ったんです。8ヶ月か9ヶ月くらいで言葉もまだわからないのに、音楽は伝わるんだなって。
な:8ヶ月だね。
さ:Nakajinの方が覚えてる。
な:まだつかまり立ちしてる頃だから、こう(ピアノに掴まって腰を動かす)やって踊ってたよね。
ら:寝てるか、ダンス踊ってるかだったもんね。あとは俺が寝かしつけてた。
さ:そう、ラブが色々見てくれて。寝かしつけるのが上手かった。安定感あるから?ベイマックスみたいだし。
ら:Nakajinはガチガチだった。あの、終盤の赤いベイマックスみたいな。
な:(映画)観てない人わからないでしょ、それ。

さ:そんな1年で。中には体調が良くなくてステージに上がるのが辛い日もあったけど、3人が引っ張ってくれて。バンドってそういう、出産とかがあると、気持ちが離れちゃうんじゃないかって思ってたんだけど、メンバーが妊娠とか出産について色々話してきてくれて。
な:なかなか近くに子どもを産む人はいないから、色々教えてもらいました。
さ:ラブももうすぐお父さんだしね
ら:そうだね。

さ:そんな風にたくさん支えてもらって。だからこれからは3人に恩返しできていけたらなって思います。
あと、もう1人うちには子どもが……まだ親になる予定はなさそうですが、そんなメンバーを呼びましょう。次の曲は大人も子どももたくさんクラップしたりして楽しんでください。


もう1人の子どもFukaseも現れ"Mr. Heartache"。初聴きだけれども、そのリズムに自然に身体は反応する。

続いて、Saoriのピアノに乗せてFukaseが唄い出す。それは"illusion"であった。演奏されたことだけでも嬉しいのに、そのピアノと唄だけのアレンジは、原曲と全く異なる魅力を引き立てていた。"Food"と対になっていることはおそらく間違いなく狙っているだろう。

"スターゲイザー"この辺りはYouTubeで予習していたので、しっかりとわかった。センターステージで演奏され、サビの「スターゲイザー」の歌詞ともに垂直に伸びていた照明が花ひらくように四方に広がっていく演出が美しい。

メインステージに戻り"LOVE SONG"。






初めて聴いた時にそのタイトルと歌詞のギャップに驚かされたが、改めて本当に伝えたい愛情という意味において、揺るぎなき「LOVE SONG」だ。歳とともに麻痺していくもの年齢は逆らえないが、それに甘んじていてはならない。

"Missing"~"蜜の月"~"BLUE FLOWER"
あらためて、Fukaseのヴォーカルは初めて聴いた曲でも、歌詞がすっと心に入ってくる。そして、間違いなく以前より表現力を増している。特に"蜜の月"のような曲にはそれが顕著に表れていて、それは成長であるとともに、SEKAI NO OWARIが描いてきた世界が今も変わらないということだろう。

今回やっていないが"YOKOHAMA blues"でも横浜の景色が描かれる(Mステで見た)が、どちらも別れが描かれる。違うようでいて、同じようでもある別れ、それはFukaseの心の中にしかない。

しかし、もし同じ別れを描いているとしたら、


思い出してくれたら良い あの日に見た月のように
この声が届くように 僕は歌っている


という歌詞は、未練のようでありながも呪いのようにさえ聴こえる。









ライヴレポ③




センターステージにFukaseとNakajinが座る。


ふ:調子はどうだい? 深瀬です。昨日さ。深瀬くんはね、そこ(花道)から落ちちゃったの。ある曲で。それで落ちちゃって床に横になって。それでも立ち上がれて、スタッフの人が階段を用意してくれて戻れたんだけど。
次の曲で、唄いながら「これ、もしかしたら落ちた時に全身の骨がバキバキに折れちゃってて、アスリートの人が骨折してるのに気づかないみたいになってたらどうしよう」って思って。ライヴ終わったらスッゲー痛くなるやつ。ライヴ終わらないで欲しいなあって。
な:よく、交通事故とかでも聞きますよね、翌日になって痛くなるみたいな。
ふ:でも幸い怪我はなくて。この通り、僕は元気です!

ふ:みんな言ってくれたけど4年ぶりにアルバムをリリースして。その4年の間で、周りに子どもが増えてきて。Saoriちゃんのとこもそうだし、友達の子どもとかも。それで、みんなで一緒にキャンプ行ったり、スノボに行ったり。キャンプから温泉に行ったりして。ホテルで「子どもたちに怖い話がしたい」って思って、ホテルの人が知り合いだったから、怖い話用の部屋を借りたりしてね。

ふ:それで、子どもに色々なことを訊かれるんですよ。「あんたさ、どうして歌ばっか唄ってるの?」とか。確かに歌ばっかり唄ってますよ、今日も。あとは女の子が「わたし、大きくなったら深瀬くんと結婚したい!」とか。いやー君は気の毒だねーとか。男見る目ないねーみたいな。

ふ:子どもは、純粋で。だからこそ時にはその純粋さが人を傷つけてしまうのともある。そんな時に大人として叱らなくちゃいけないかなって悩む時があります。でもたとえば、今僕らが当たり前だったり常識と思ってることが、この子たちが大きくなって同じとは限らないわけで。そうした時に、これは言った方がいいかなとか、これを言ったら傷つけちゃうかなとか、それを考えて悩むこともまた愛情なのかなと思ったりします。

ふ:日産スタジアムって、日本で1番大きな会場でやらしてもらって、じゃあ次は何を目標にってなった時にこうしたことがあって、やりたいことがハッキリしました。歌詞についても、たくさん考えた。昔はロボットとの恋とか書いてたのにね、「雪の精」とか。そんな僕が太陽みたいな曲を書けたので、聴いてください。


"エデン"
NakajinのアコースティックベースだけでFukaseが唄う。初めて聴いたが、皮肉だったり攻撃的な言葉も多い中で、こうした柔らかいストレートな曲をシンプルなアレンジで聴くと、砂漠でひび割れた大地にそっと水が沁みるような感覚になる。
かといってそのタイトルは"エデン"なので、それを思うとストレートとも思えない恐ろしさ。







"MAGIC"~"スターライトパレード"
本編はクライマックスへ。Hawaiian6のカバーである"MAGIC"。訳詞については色々賛否あるが自分はもう別物と捉えている。そして、訳詞の中で好きな要素もあって、それはあえてタイトルである「MAGIC(=魔法)」という言葉を使用していないことだ。

いくつも折り重なる君への想い。それが、「生まれてきた良かったと僕は本当にそう思うんだよ」という言葉で終わる時に、タイトルに帰着する。

魔法とは、命そのものだ。

そして、"スターライトパレード"。改めてこの曲の持つパワーは凄いなと思う。初期の人気曲としての力もあるが、一瞬で会場の空気を掌握する力がある。老若男女誰もが一瞬で心を持ってかれる。ポップスの力はこういうところにある。

音楽の力とは、これなのだ。それは8ヶ月のSaoriの子どもが身体を踊らせたように、言葉を飛び越えたつながりを生む。そこに、世の中の清濁併呑(せいだくへいどん)を全て詰め込み、手渡す。

それが愛になるか毒になるか、それは受け取った人間の心による。そして一度でもその音楽の魅力に呑み込まれてしまえば、人は逃れることのできない病に冒され、その抗体は生きていく力をくれる。

それをくれるものこそが、音楽でありエンターテイメントなのだ。



アンコール




アンコールはステージ端から客席を歩きながら演奏された。
しかしながら、マーチングのような雰囲気でFukase唄い出したのは"Dragon Night"であった※。
※直接見てないですが以前のライヴのアレンジというのを見た

とにかく、"Dragon Night"は元々はEDMの色がとても濃い曲だ。それが、このような全く電子的でない音のアレンジでここまで映えるということ事態が、楽曲が元々持っていたメロディが優れているかを示す。

上手からはNakajinとDJ LOVEが、下手からはFukaseとSaoriが現れ、客席を練り歩きながら、それぞれセンターステージで弧を描いて反対側へ抜けていき、メインステージへ戻った。(途中でFukaseが歌詞を間違えて、間違えるのは岡野昭仁だけじゃないんだと安心した)

この曲はなにかとネタにされてきたけど、ここで語られる「正義」の話こそ、先のMCでFukaseが語った話の本質がある。

何度も最後のサビを唄わせるFukase。その光景は、まさにエンターテイナーであった。


ふ:アンコールありがとう!嬉しいね、やっぱり。いつからか、"スターライトパレード"で呼んでもらえるようになって※。
※アンコールは"スターライトパレード"のサビをみんなで合唱するのが通例になっている。
ふ:これ、今回普通にアンコールの時なかった?
な:あったっけ?
さ:ない、よね?
ふ:え!?俺だけ!? なんか俺だけ1人でやったのか?
な:……闇営業?
ふ:そういうのは、やめなさい。


ふ:写真撮っていいですか?

ということで、集合写真。
練習と、本番の掛け声を決めるべくNakajinが花道を歩くが、ピンとくるものがないらしく、悩んでいる。すると。

ふ:Nakajin今日はセンターまで行っていいよ!

というFukaseの声でセンターステージまでいってあれこれやりつつ、最終的に「ダ埼玉」に落ち着いた。

ふ:いいの?「ダ埼玉」で。怒らない?俺たちが悪いんじゃないからね。

ふ:かなり広角に撮れるみたいだから、油断しないようにね。
ら:油断すると変な顔で写っちゃうよ。
ふ:変な顔って、どの顔で言ってんの?
ら:それもそうだ。


なんていうこともあり、写真は無事に撮り終わる。そしてアンコール続きへ。

ふ:アンコールありがとう。次にやる曲は、元々「The Colors」のセットリストに入ってなかったんです。少し前の公演から入れ始めて。「この曲が1番良かった!」と言って貰えたんです。この曲は俺が曲を作ってなくて、Nakajinが曲を書いて、俺が詞を書いたんですけど。レコード会社の人に、歌詞の内容が過激だったから、この内容はラジオとかでは流せなくなるかもって。それなら買い換えた方がFukaseの伝えたいメッセージがより多くの人に届くかもと言われて。Nakajinが作ってくれた曲だし、俺が書き直せばより多くの人が聴いてくれるならって。それをメンバーに伝えたら、「書き直す必要ないよ。その言葉が1番、メロディに合うと思ったんでしょ?」って言ってくれたんです。僕は本当に良いメンバーに囲まれてるんだなって思えて。
だから、僕はこの曲が大好きで。そんな曲がこうして「1番嬉しかった」って言って貰えて、本当に嬉しいです。聴いてください。

そう言ってからFukaseの告げた曲名に、崩れ落ちそうになった。


"銀河街の悪夢"
まさか、これをやるなんて思ってもみなかった。大好きな曲のひとつだが、まさかそうそうやらないだろうし、こうしたアルバムツアーでやるなんて。

最初、ライヴレポ書こうか迷っていたけど、これを聴いてしまったがため、書かなくてはいられなくなった。

僕はこの曲にSEKAI NO OWARIの全てがあると思う。パブリックイメージとしてのファンタジーな世界観とか、そういうもの。ファンタジーとは空想世界だが、そこに現実逃避したとしても、悪夢さえも空想世界なのだ。つまり、現実であってもそうでなくても、明るくキラキラしただけの世界など存在しない。

ボーッと火を吹くドラゴンも、勇者の剣も、魔女も、スターライトパレードも、それは月のように現実の中にあるもの。夢も希望も、時に猛毒となる。だからこそ、どんな世界であっても、まずは今を生きるしかない。

精神を安定させる薬という魔術が効けば、心は楽になれるだろうか。
少なくとも僕は音楽という魔術の中で溺れそうな自分を必死に掬っている日々である。

それは依存とも呼ぶべき、僕の薬であり毒でもある。

しかし、音楽という薬は、楽しみを奪うどころか、楽しみさえも与えてくれる。

だからこそ、僕は今日も音楽に依存して生きていく。変わるために、変わらないために。


そして、ライヴは、


僕らはみんな生きている
そんな当たり前のことは知ってると
でも知ってる事を
分かっているならそんな顔にはならないんじゃない?


という"すべてが壊れた夜に"で幕を閉じる。

"Death Disco"から、様々な「クエスチョン」が投げ掛けられた。

もしかしたら、ライヴは現実を麻痺させてしまう非現実かもしれない。しかし、非現実があるからこそ、現実がある。明日がある。

たくさんのクエスチョン、その胸に問い掛け、僕らは今を生きていかなければならない。幸せを求めて。

そして、最後にFukaseがキーボードを打ち込み、最後のクエスチョンを投げ掛ける。


WHAT
A
BEAUTIFUL
WORLD


少なくとも、ポップスが鳴っている世界であれば、どんなに世界が腐っていっても。

まだそこに救いはあるのではないだろうか。



【セットリスト】
さいたまスーパーアリーナ Day.2

1.Death Disco
2.Witch
3.眠り姫
4.Monsoon Night
5.ドッペルゲンガー
6.Goodbye
7.Food
8.Mr.Heartache
9.illusion
10.スターゲイザー
11.LOVE SONG
12.Missing
13.蜜の月
14.BLUE Flower
15.エデン
16.MAGIC
17.スターライトパレード

EN.1 Dragn Night
EN.2 銀河街の悪夢
EN.3 すべてが壊れた夜に


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