2019年10月11日金曜日

病的ポルノファンの男が嵐(ジャニーズ) のコンサートに行くとこうなるという記録






※この記事は昔の記事を消してーリライトしたーものです
なので多少時間軸が前後します


ポルノグラフィティ関連のブログさんの記事を見ていて「ジャニオタがポルノグラフィティのファンになって驚いたこと」(翼さん「明日の忘れ物は今日にある。」)というのがあった。
※Bloggerはトラックバック機能がないためリンクにさせていただいている

これはジャニーズファンの方がポルノグラフィティのファンになって気づいたことをまとめた興味深いものだ。

これを読ませていただいて思い出したことがある。

そうだ俺、嵐のコンサート行ったことあるわ。

ということで、本題となる。


病的ポルノファンの男が嵐(ジャニーズ) のコンサートに行くとこうなるという記録









これは昔の話である。

正直書きたくない。だってファンが外れまくってTwitterで当選報告しただけで炎上するらしいではないか

それなのに、これから書こうとしてることは、火にガソリンとニトログリセリンをまとめてぶち込むようなものだ。
※書いた当時の話です。でも活動休止もあるから今はどうなっているんだろう



経緯について




話は2009年に遡る。

行くキッカケとなったのは、嵐好きの母による。

端的に言えば母がチケットを当てたが、同行するはずの友人の方の都合が悪くなってしまい、当時学生で暇だった僕に白羽の矢が立ったわけである。

ちなみに2009年と見てピンと来た方は素晴らしいが、その嵐の東京ドーム公演の1週間前にはポルノの「東京ロマンスポルノ'09~愛と青春の日々」が開催されたのだった。

ポルノグラフィティファンで参加された方なら分かると思うが、あの4時間35曲という今なお歴代最長を誇るロマポルから1週間後なのである。
ガチのポルノオタの気持ちがそんな簡単に切り替わるわけないだろう。なので、そもそもそ少し気持ちが乗り切れなかったという言い訳めいた前提を書いておく。

しかしながら、その時の嵐はベストアルバム「5×10」を引っさげたツアーで、確実にベストヒットな内容になるとのことだったし、行ってみることにした。

暇で仕方ないからついて行ったように書いたが、僕はほとんどシングルだけど、嵐の曲はちゃんと聴いている。それに音楽好きとしてライヴやコンサートは機会があれば見たいものなのだ。

個人的には"アオゾラペダル"と"明日の記憶"、"truth"辺りが特に好きである。







コンサートとして見てみる




席は一階スタンド、の前から何列目かくらい。

ノンビリマッタリしている間にコンサートは始まった。


まず純粋に、音楽好きとしての視点でコンサートを見てみる。

ちなみに拾いものだが、セットリストは以下の通り。


ARASHI Anniversary Tour 5×10
【セットリスト】
1.感謝カンゲキ雨嵐
2.Lucky Man
3.風の向こうへ
4.We can make it!
5.Crazy Moon~キミ・ハ・ムテキ~
6.PIKA☆NCHI(相葉雅紀ソロ)
7.HORIZON
8.DANGAN-LINER
9.アレルギー
10.ココロチラリ
11.CARNIVAL NIGHT part2
12.言葉より大切なもの(二宮和也ソロ)
13.Everything
14.瞳の中のGalaxy
15.アオゾラペダル
16.台風ジェネレーション
17.曇りのち、快晴(大野智ソロ)
18.a Day in Our Life
19.ハダシの未来
20.Oh Yeah!
21.Step and Go
22.Beautiful days

~MC~

23.とまどいながら(櫻井翔ソロ)
24.WISH(松本潤ソロ)
25.僕が僕のすべて
26.Attack it!
27.truth
28.明日の記憶
29.A・RA・SHI
30.SUNRISE日本
31.君のために僕がいる
32.時代
33.ナイスな心意気
34.PIKA☆NCHI
35.とまどいながら
36.言葉より大切なもの
37.Hero
38.サクラ咲ケ
39.WISH
40.きっと大丈夫
41.Love so sweet
42.Happiness
43.Believe
44.5×10

EN1-1. PIKA★★NCHI DOUBLE
EN1-2. 明日に向かって
EN1-3. できるだけ
EN1-4.One Love

EN2-1.ファイトソング
EN2-2. 五里霧中

EN3-1..マイガール



10年ぶりにセットリスト見て、最初何かの間違いかと思った。
1週間前にセットリスト全35曲ヤベー!と言っていたのに、50曲超えである。

もちろん全てフルでやっては終わらなくなってしまうので、かなりの曲がメドレーで流れていく。音楽好きの目線として見ると、特に好きな曲だとフルで聴きたいと思ってしまう面もあるが、それよりも沢山の曲で様々な嵐の姿を見せるという意図がはっかりしているので、これはこれで楽しい。

目まぐるしく曲が変わるなか、嵐のメンバーもバックミュージシャン達も即座に対応していて、プロフェッショナルを見せ付けられた。1曲1曲が印象にしっかり残る。

その理由として大きいのが、メドレーになっているのがA面曲ということだろう。まぁまぁ聴いているにせよ、シングルはやはりコマーシャルな存在として、サビだけ聴いても成り立つほど、強い曲が多い。なので、メドレーで短くなっても印象的な曲ばかりなのだ。

インパクトの強い曲たちが、最低な例えでいうと回転寿司みたいに向こうから矢継ぎ早に流れてくる。圧倒されっぱなしである。

なので、これだけの曲数でも非常にテンポ良く感じる。





「分かる、分かるぞ」


そして、なにより凄まじかったのが演出である。

ジャニーズとして最も見せたい要素、メンバーをいかに格好良く"魅せる"かということに対し、貪欲なまでにブラッシュアップされた演出たち。


これぞまさにエンターテイメント、"That's Entertainment"ではないか。


その圧倒さ。曲のキャッチーさも相まって、男が見ても楽しめるものであった。

さて、ここまで音楽面のことを書いてきた。

ここからは客席から受けた凄まじいエネルギーについて書いていこう。








ノリ、というかパワーがヤバい(客の)




ここだ。なにより凄いと思ったのは。

とにかく客側のパワーが凄い、というか、強い。


客席の構成からすると、約98.7%女子(とマダム)である。つまり残りの1.3%が男というわけになるか、ほとんどは母親と一緒に来ている息子か、彼女に連れてこられた彼氏である。






ステージからそこそこ距離あったが、メンバーがこっちを向こうもんなら悲鳴が上がる。人間はこういう時は、一瞬硬直してから悲鳴が上がり、眩暈のようにふらふらとしてしまうのだと目の当たりにする。

こんな反応をするのは嵐か、キャンプに行って20m先にツキノワグマが出た時くらいである。

文字通り、嵐の一挙手一投足に歓声が上がるのだ。

あれならおそらく、チャックが全開でも盛り上がる。
あ、それはポルノの同じか。

中盤ではメンバーの乗るゴンドラが登場し、内野に沿って客席を回り始めた。ゴンドラの装飾もさすがである。

2009年のポルノグラフィティ東京ドームでも似た演出があったが、ただの黒い、なんかカートだったし、下を見るとスタッフが一生懸命押しているのが見えたので、それを感じさせないジャニーズはさすがである。

自分の席は偶然スタンドの良い具合の位置だったため、正面を通るとかなり近い。なるほど、これは確かに好きな子からしたらたまらないだろう。

口々に「ヤバイ!目が合った!」と卒倒しそうなほど興奮している。

本人の勘違いだとしても「目が合う」というだけで、これほど人を狂わせるのだ。

そんなの僕はメデューサくらいでしか聞いたことない。


上の辺りは以前に書いた部分だが、2019年のポルノグラフィティ東京ドームでフロートに乗る新藤晴一のエレガットを見て「あぁエレガット……尊い……」と固まった。
※"アゲハ蝶"に思い入れが強い人間はあのギターを見るだけで拝みたくなる


それにしてもコンサートが進むに連れて、周りの子達が「○○、ヤバイ」「ヤバイ、△△」(メンバー名)とどんどん語彙力を失っていく様は凄かった。

『聖☆おにいさん』のアイドル"山風"見に行く話で「彼らはこっち側(神側)なんだよ」というギャグがあったけど、あれ、マジだ。


何より凄いと思うのが5万以上の強烈なる女子力を受け止める嵐の5人だ。(名前がサトシというだけで)生まれ変わったら大野智になって無双したいと思っていたが、あれだけのパワーを受け止めるエネルギーを受け止められる自信がしない。

アイドルとは、そんな存在なのだ。
ここまで来ると凄すぎて、キャーキャー言われて羨ましいという気持ちさえ起きないほど、5万人の一心不乱な愛情が投げ掛けられるのだ。

音楽も素晴らしいが、アイドルとは存在そのものがエネルギーを生み出す。あのエネルギーで発電できるんじゃないか。






上で「曲はほとんど分かった」とムスカしたが、分かったけれど一緒にノレるということではない。
周りの女性たちが懸命にペンライトを振って盛り上がっているなか、僕はそれをただ眺めていた。


僕は それをただ見てる それをただ見つめてる






それぞれの楽しみ方があるといっても、ライヴでノッていない人間は浮くし、あまり喜ばしいことではない。

それに、確かに男目から見ても嵐のメンバーたちはとても格好良い。親しみやすいMCも最高である。


しかし、しかしだ。じゃあ僕がペンライト持って「キャー!松潤ー!🖤」と言えば良いのか?


引くだろ。


というか、まぁ。お客さんは周りの客より嵐に夢中だから。そもそも僕のことなど眼中に入ってないが。


ジャニーズのコンサートはそんな感じで男は、曲を聴いたりゆったり楽しめば良いのではないだろうか。俺たちだって頑張ろうぜなんて思ってみたりしてもいいかもしれないが。

連れてこられた感満載の男たちで、集まって飲みたいくらいだ。

「もはや嵐と同じ性別であることすら申し訳なりますよね」って


いや、でもコンサートは本当に凄かったので、男も楽しめるほど音楽が素晴らしい。自分なりにもとても楽しめた。


改めて、嵐とは偉大なアイドルなのだなと思う。


【こんな記事もあります】
知らないバンドのライヴに人を誘ってしまった時の緊張感は異常
【ライヴマナー】ライヴ中よく分からないタイミングで叫ぶ人のことを例えると……











このエントリーをはてなブックマークに追加
 







0 件のコメント:

コメントを投稿