音楽界で訃報が相次いでいる。
最近ではヒトリエのヴォーカルのwowakaが急性心不全のため31歳でこの世を去った。
今年の初めにはFear, and Loathing in Las VegasのKeiが急性心不全で亡くなった。
音楽プロデューサーの松原裕は腎臓がんの闘病をしていたが、39歳で亡くなった。
毎年のように起きる数々の訃報に、悼む気持ちさえ追いつかない。
それにしても、若いミュージシャンの死はとりわけ悲しいものである。
そんなことを記したい。
人生は何が起こるかわからない、夢見る明日を歌おうと、現実は、情け容赦ない。
だからこそ、行けるライヴは行くべきだとここで何度か書いてきた。
しかし、現実的に自分も全て行けているわけではない。
今回も決算期とかぶったためクラプトンの日本武道館公演やジョン・メイヤーの来日公演は断念した。毎年のように来ているとはいえ、いつまで見れるだろうか。
言葉は悪いが、アーティスト本人が老齢になれば、ファンもそれなりの「覚悟」を強いられなければならない。
いつ「その日」が来てもおかしくない、そう思ってひとつひとつを噛みしめる。
しかし、若いミュージシャンは違う。本人もファンも周りの人間も、見えているのは未来ばかりだ。
もちろん闘病というケースもある。それも悲しい現実だ。
若さとはミュージシャンにとって、人にとって誰にも平等に与えられた才能であり、チャンスなのだ。
30代で音楽をやってるというだけで、僕のようなサラリーマンからすれば羨望の眼差しで見てしまうし(隣の芝なのだろうが)、20代なんてなれば、着実に確実にオッサンになりつつある僕からは「未来しかない」と思える。
これまで、多くのミュージシャンの死を見た。
苦しい闘病、突然の急死、事件、事故、自殺、要因は様々だ。
確かなことはひとつしかない。
残された音楽と、それを愛する人々がいることだ。
今や音楽で食べていくなど、絵空事のようにさえ思える。
たとえ一度の成功をしたとしても、それを持続していくことは困難だ。
働き方改革などない、真っ黒い闇のようなブラックな音楽業界で、ミュージシャンたちは日夜音楽を奏でている。
そんなミュージシャンの奏でる音楽に、僕らは心を動かされ、心を踊らせる。
モノを創る時に「身を削る」という。創作とは、自分との戦いだ。かつてポルノグラフィティの新藤晴一がこんな歌詞にした。
身を切って創って それまで
グラム売りをするようなもんか…
"TVスター"
それほどの想いで産み出した音楽を、僕らは聴いている。
だからこそ、僕はそんな気持ちで生まれた音楽を大切に受け止めようと思い、日々音楽を聴いている。
だからこそ、ミュージシャンの死は悲しい。
ヒトリエのヴォーカルwowakaもファンからは「制作に没頭するあまり睡眠不足だったのでは」という声があがっていた。
それが死因と直結したかは定かではない。しかし、ミュージシャンにはそうして、制作に没頭するあまり、本当に命を削ってしまったミュージシャンがいる。
たとえばフジファブリックの志村正彦の死因は明らかにされていない病名不明の急死であった。
しかし、その死の間際の生活は「主食はミンティア」と言っていたり、睡眠不足もあったという。
もちろん言い切ることはできないが、これらの要因は少なからず、死の影響を与えているはずだ。
不健康な生活こそロックだ。
しかし、そんなロックこそ本当に「死んだ」のだ。
人間は歳を取っていくごとに、身体は壊れていくばかりだ。僕もヒドイもんだ。
不健康な生活こそロックだ。
しかし、そんなロックこそ本当に「死んだ」のだ。
人間は歳を取っていくごとに、身体は壊れていくばかりだ。僕もヒドイもんだ。
だからこそ、栄養と睡眠が必要で、なくなれば、その分命を削ることにもなる。
僕ら音楽好きは、受け取ることしかできない。
ただ期待だけを投げかけて、届けられる音楽を待っている。
ミュージシャンとして、その期待に応えたいという気持ちもあるだろう。
だからこそ、自分の身体を大切にして欲しい。
命を削って生まれた音楽は確かに素晴らしい。けれど、音楽に命は変えられない。
ファンが願うのは最高の楽曲だろうか。
いや、大好きなアーティストと人生を共に歩むことではないだろうか。
アーティストが死んだとしても、音楽は残る。
しかし音楽は残ったとしても、人は死ぬ。
だからこそ、そんな歴史をともに刻む喜びを噛みしめて、僕らは生きている。
悲しみは計り知れない。
だからこそ、感情を越えた音楽がそれを支えてくれるように。
今を悲しむ音楽を愛する人へ、全ての人にこの言葉が届きますように。
おっさん臭く言わせて欲しい、"また今度"なんて言ってる間にそのバンド死ぬぞ
明日ポルノグラフィティが解散しても幸せといえますか
ライヴをLIVEで楽しむこと 撮影禁止解禁の流れとOKでも気をつけたいこと
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