2017年2月13日月曜日

新藤晴一使用機材〜Martin HD-28V編






晴一さんのギター紹介。


ギター本体としてはかなり久しぶりだ。
今回はマーティンのアコギを取り上げたい。

マーティンのギターは弾いたことないし、色々種類あるのでメンドクセーナーという気持ちが先走ってしまい今まで避けていた。


しかし元々が「どんなギターか詳しくなるか勉強する」というコンセプトなので、そろそろ月曜の朝のように重くなった腰を上げることにした。


晴一さんは歴代で何種類か使っているけど、現在のメインのアコギについて迫ってみる。









Martin HD-28V









Martin ギターの種類




マーティン社のギターは型番がたくさんある。
ちょっとカタログを覗いてみれば分かるだろう。


マーティン クラブ ジャパン ギターカタログ


型番で判断するのだが、これがとにかく覚えられない。

苦手だ。自分のアホさが露呈してしまうから。


ものすごく簡略的に書くと型番の前半がボディサイズやスケールの違いを表し、後半は木材のグレードを表している。


主立ったところのボディサイズは D>OM>OOO>OO>O というようなイメージ。基本的には「O(オー)」が増えて行くほど大きくなる。
Dはドレッドノートを指す。


ちなみにGibsonで最も有名なアコギJ-45はこのマーティンのドレッドノートタイプに対抗するために開発されたギターである。


そして後半の数字は18、28、35、42、45などが主立ったところで数字が上がるほど材が変わっていく。
18はマカボニー、28と35はローズウッド材、45になるとハラカンダが使われてたりする。お分かりの通り数字が上がるほど比例して値段も上がる。



HD-28V




さて、基礎知識を入れた(つもり)になったところで晴一さんの現在のメインギターとなるHD-28Vを読み解いて行く。

先に書いてしまうとこのギターは戦前に発売されていたD-28という型番の復刻版である。


細かく見て行こう。


まずHDという型について。先ほどの中にはなかった型番である。

ここの「H」はヘリンボーンバインディングのこと。ヘリンボーン(ニシンの骨)をイメージしたバインディングのことを指す。伝わってるだろうか。
要はドレッドノートのボディでバインディングが入っているということだ。


次に最後に付いている「V」はヴィンテージの意味。


ヴィンテージ仕様を再現しているということで、現在採用されているXブレーシングではなくて、旧式のフォワードシフテッドブレーシングが採用されている。
ブレーシングについては深く知りたい方はこちらのサイトさんを参照してもらいたい。僕はそろそろ頭がショートしそうである。



ヴィンテージ仕様について、同じ「V」なので紛らわしいのだが、もう一つの特徴が「Vシェイプのネック」が使われている。Vシェイプのネックは下の画像を見ればイメージ湧くんじゃないだろうか。これフェンダーのだけど。






ということでマーティンについて調べてみた。
最後に海外の紹介動画を。





良い音だ。
マーティン良いなぁ。欲しいなぁ。



【関連記事】

  1. 新藤晴一使用機材〜レスポール(1960年製)編
  2. 新藤晴一使用機材〜テレキャスター編
  3. 新藤晴一使用機材〜Sagoギター編
  4. 新藤晴一使用機材〜ポール・リード・スミス編
  5. 新藤晴一使用機材〜ES-335(クリス・コーネルモデル)編
  6. 新藤晴一使用機材〜レスポールカスタム(1958年製)編
  7. 新藤晴一使用機材〜ホワイトファルコン編
  8. 新藤晴一使用機材〜レスポールJr. TVイエロー編
  9. 新藤晴一使用機材〜ストラトキャスター編(1)
  10. 新藤晴一使用機材~エレガットGibson Chet Atkins CEC編
  11. 岡野昭仁使用機材~ Gibson Sheryl Crow Signature編
  12. 岡野昭仁使用機材~ES-335編
  13. 岡野昭仁使用機材〜ストラトキャスター1960Relic編










このエントリーをはてなブックマークに追加
 

0 件のコメント:

コメントを投稿