2019年10月17日木曜日

ほんとにあった!呪いのビデオ80 ネタバレ感想









この感想はスカパーで放送されたタイミングで書いている。
なのでレンタル版とのタイムラグが生じる。

世間では82~84の夏の三部作がとっくに終わっている。

そんななかスカパーはようやく81が放送された。

ということで見ながら書いていたのだが、途中で80アップしてないやんと気づいてようやくアップした次第である。

前からタイムラグのこともあるからレンタル派にしようか迷っている。ただ評判が芳しくないらしい夏の三部作を一気に見る気力が湧かないというどうでもいい葛藤はさておき感想に移ろう。


ほんとにあった!呪いのビデオ80 ネタバレ感想








2019年1月9日リリース
演出:川居尚美、福田陽平 ナレーション:中村義洋














海辺



男友達4人で中部地方を旅行した際に立ち寄った砂浜で撮影したという映像。カメラが岩場を映した時、水中に女と思しき水死体のような人影が映っている。この海岸附近では数年前に、地元の女子大生がウィンドサーフィンの練習中に溺死する痛ましい事故が起きているという…。


掴みとしては、まぁ判りづらく微妙。
止めてアップにすると少し不気味ではある。

水にうまく溶け込む映像はうまい加工良い感じだ。


トンネル




大学生の投稿者とその友人が関東近郊の廃トンネルに訪れた際の映像。投稿者のカメラが トンネルを進む友人の姿を追う。恋人の事から口論になる二人。口論が進むにつれて、投稿者はカメラを地面に置いた際に、トンネルの出口付近に女性の人影の様な物が現れこちらをずっと見ている…。



心霊スポットとして定番の小峰トンネル(まぁまぁ近所)。
小峰トンネルは廃トンネルのようだが、実は一応使えるトンネル。車は通れないけれど、歩いては入れるようになってる。

少し長めの映像で、途中で浮気どうこうモメだしたり、首が突然もげて落ちるという事象含め、ちょっと闇動画のテイストに近い。

さりげなく女性の霊も映っていたり、トッピング全乗せみたいなサービス満載。

ここまで色々盛り込んだ映像は久しぶりで、本物っぽさとかはさておき、地味な映像が多かったので、こういう映像を求めていた。



見知らぬ女の子




投稿者の女性が20数年前、当時4歳の頃に母親と一緒に湖へ遊びに行った際の映像。投稿者が、遠くを指差し「サキちゃん」とつぶやいている。投稿者の母親がカメラを向けると、黄色い服を着た子供が遠くでカメラの方を見つめるように立っている。カメラをズームしていくといつの間にか、子供の姿を見失ってしまう…。


投稿者が4歳だったときのホームビデオ。
そこには黄色い服を着た見知らぬ女の子が映っていた。

投稿者がその女の子を指差して「さきちゃん」と言う。
そのさきちゃんは、自分の娘の今と似ていた。

あれ。今回、当たりか…?

怖さはないが、こういう不可思議な事象とても好きだ。

自分の幼い頃の映像で遊んでた子どもが、自分の4歳の娘と似ていたアイデアも面白い。



水面



投稿者とその恋人がとある公園を訪れた際の映像。投稿者らは、公園内の池を渡るため貸し出し用ボートに乗り込み2人の時間を楽しんでいた。するとまるで何かが衝突したかのように突如、ボートのバランスが崩れる。そしてカメラが水面を映したときボートの横に不気味な顔らしきものが映り込む…。



ボートが何かにぶつかり、水面に映った顔。

流れで見ると判りづらいが、画面を止めると(よく見る灰色テイストではあるが)まずまず不気味な顔。悪くない。

死ぬほどどうでもいいが、僕はこういうボート見るたびに、自分で乗ったら天性の不器用さが祟り、元の場所へ帰れる気がしない。



続・怨恨




アイドルのプロモーションビデオの撮影風景を撮影したメイキング映像。前作、シリーズ79で紹介した投稿映像だが、その後、取材をする中でこの投稿映像でおきた現象と類似する投稿映像が多数見つかった。モニターの前に座るこのビデオを監督した男性の頭部が、不自然に消えている…。


前作79からの続き。

まるで運命が入れ替わってしまったような渡辺と羽鳥。

同じように、運命が入れ替わってしまったような関係、身体の一部が消えてしまう事象の投稿映像が立て続けにきている。

飯塚という投稿者は、妻の響子が肺がんを患っていた。妻の20年来の友人である昌子と思い出の地を巡った映像で、響子の
胸の辺りが透けて消えてしまっていた。

響子は回復していったが、逆に昌子が肺がんを発症し、亡くなってしまった。

もうひとつ同じような映像が届く。

女子高生がTikTok動画投稿サービスに投稿した動画で足が消えてしまっていた。

投稿者の女子高生はそのあと部活で消えた方と同じ足を怪我してしまう。ところがある日、痛みが急に引いていた。しかし登校すると一緒に映っていた友人が足を怪我していた。

投稿者は動画を撮る前に父親からある映像を見させられていたという。事象はその映像のせいではないかとスタッフは推測するが、その映像をスタッフの中で見たものがいるという。

それは。

大塚

やった!

呪われよ!

(どんだけ俺は大塚嫌いなんだ)


身体の一部が消えてしまう。片方の人だけ変なものが見える。その部分の病気や怪我が急に治ったと思うと、他の人が同じ場所を怪我したり病気になったりするという事象。

果たしてどんな結末になるか、後編に続く。








熱唱




投稿者の男性が、とあるカラオケ店で撮影したという映像。カラオケで熱唱している男性の背後のソファーに座る、通常ではあり得ない異常な角度に首が曲がった男と思しき姿。投稿者によると、去年、地元の遊び仲間で左官職人の友人が作業中に強風に煽られて足場から転落死しているという…。


事象よりも、熱唱する男の姿が非常に鬱陶しく暑苦しい。
しかも版権関係のピーがとても邪魔という二重苦。

いや、その上で事象はとても分かりづらいという三重苦だった。

首の曲がったのは転落死した左官職人の友人であるというが、幽霊となってまでこの姿を見たいだろうか…




シリーズ監視カメラ 散乱




とあるスーパーに設置された監視カメラの映像。最近、お菓子コーナーの商品が、床にばらまかれる悪質なイタズラが横行しているのだという。どこからともなく現れる、ひとりの少年。間もなくして、彼は陳列棚の商品を服の中へと詰め込み、万引きをするつもりなのかそのまま立ち去ろうとする…。


死んで尚万引きする少年…

スーパーじゃなくてコンビニじゃね?ということは置いておいて、ポルターガイスト的な事象の最後に少年の霊の姿が映る。

その姿が消える瞬間にお菓子が散らばってしまう。その散乱の仕方が色々慣性の法則を無視した飛び散りかたをするので、見てたこっちが食べてたじゃがりこ落としそうになった。

それにしてもお菓子を散乱させるのではなく、今日こそは外へと思って走り出すが消えてしまうことを繰り返す少年の霊であれば、なんとアホなことか。



積乱雲




東京に住む男性が恋人と食事をした帰り、突如、発生した積乱雲と思しき雲を撮影した映像。カメラが、恋人の方を映した時、彼女の肩から人間の左手のようなものが這い上がっているように見える。調べによると、この映像が撮影された橋の下の河で、自殺した男性と思しき遺体が発見されているという…。



積乱雲、微塵も関係ない…
いや、一応そのためにカメラを回したってことなんだろうけど。

今回は序盤で「おっ」と思ったけど、ちょっと出来の差が激しい印象。雲行きが怪しくなってきた。正直もう「手が映ってる」というのは余程ではない限り何も感じんなぁ。

事象も微妙なので、ある意味積乱雲の方が凄い映像ということは頷けなくもない。




続・怨恨(後編)



問題の動画に入り込んだ、ノイズだけを切り取り編集した映像をご覧頂きたい。変わって、変わって、奪ってやる。叫ぶような男性と思われる声が、動画の中に隠れていた。この動画はドキュメント映画の素材では無いと、海田さん言っていた。それならば、夫婦二人でメッセージを伝える為に撮られた動画だと思われる…。


メインであるだけあって30分くらいある。長いが、わりと面白かった。
やはりアイドルはほんんど関係なくなる。

飯塚にも確認すると、その動画を見ていたという。

大塚の見た映像は癌患者のブログにアップされていたものだった。大塚が以前取材中に崖から落ちて怪我をしたのがそれではないかという(何巻か忘れたけど、あったなそういえば)。なんだ呪いは済んでたのか…

大塚がブックマークしていた動画はリンク切れになっていた。
ところが、ある新事実が発見される。女子高生の父親が見た動画は、渡辺がFacebookにアップしたものだった。

渡辺によると、羽鳥から貰った資料の中に混じっていたのだという。その出所は羽鳥が携わっていたドキュメンタリーの映像であった。人によって見え方が違う(?)動画に興味を持ちFacebookにアップしたという。それが女子高生たちの運命を変えてしまった。

映像の元凶となったドキュメンタリーについてを調べていくと、羽鳥は途中から参加していたことが判明する。当初の監督は取材相手の夫婦と揉め、さらには子どもに不幸があったので降板して、その後任となったのが羽鳥だった。


渡辺は最近フリーアドレスから動画が頻繁に送られてくるようになったという。動画の出所は羽鳥の妻の亜矢子ではないかと疑っていた。

スタッフは亜矢子と渡辺と、同じく最近動画が届くようになったというアシスタントの稲村と話し合う場を設ける。渡辺は亜矢子を問いただすが、亜矢子は否定する。

納得いかないながら渋々帰った渡辺たち。
そのあと亜矢子の口からある話を聞く。

それはワークショップの教え子である小塚が渡辺たちに動画を送ったのではないかということ。


そして、問題の映像へ。

カウントダウン映像、久しぶりな気が。

映像は普通に病室で行ったインタビューの模様だけど、ノイズ混じりの映像はなかなか不気味だ。

寒川が映像のノイズを解析。
不鮮明な音声を調整し繋ぐと「かわって かわって うばってやる」となった。



寒川ちゃんの部屋、また進化してる…
音楽好きとして、機材見てるだけでもめちゃくちゃ楽しい。

Pro Toolsをがっつりいじり、傍らにじゃがりこが置いてある点でも寒川ちゃんを応援する当ブログとしては、ありがとうと言いたくなる。

このまま進化し続けて最終的にプラベートスタジオみたいになってたらウケる。これと川居さんのサービスショットで事象とかどうでもよくなった。


最後、亜矢子から妊娠しているということが伝えられる。不妊治療で保存していた羽鳥の精子を使い成功したのだという。
そうするとナレーションの「これが入れ替わりでないことを願う」という締め方が少し意味深だ。

お蔵入りになった癌患者のドキュメンタリー映像が発端となり、映像が連鎖的に見たものたちの運命を変えてゆく。

忘れかけていたが、これは「ほんとにあった!呪いのビデオ」だということ。そう、久しぶりにこうして映像の呪いが伝染していくというコンセプトを思い出したようだ。

映像の出来に波はあるが、取材シーンのごだごだはやはり群を抜いて面白いなと思う。新演出補の星まおなが指示ガン無視して動いてるのとかめっちゃ笑った。

という訳で、長編に関してはなんだかんだで面白いなと思って見ていた。

次の巻がああなるとは知らずに。



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