2017年8月21日月曜日

歩きながらミスチルの"NOT FOUND"を口ずさんでしまう症候群






タイトルで完結してしまっているので何を書こう。

それならTwitterにでも書けよと云われてしまうと、ぐうの音も出ない。


だがこうして書き始めてしまった以上、精一杯引き伸ばして書かせてもらうことにする。




NOT FOUND








Mr.Childrenのシングル「NOT FOUND」
2000年に発売された名曲である。

僕は曲を思い浮かべる時に何故か"Any"とごっちゃになる。
※「Any」は2002年リリース

"NOT FOUND"のPVはヴォーカルの桜井和寿が歩きながら歌っているシーンが印象的である。

先日スカパーで放送されたPV特集で久しぶりに見た。
それがやたらと心に残っているので、残っている内にここに愚かな思想を記録しよう。





ただ歩いて歌っているだけなのだが、何故か真似したくならないだろうか。

先日「やたら映画の真似をしたくなる」という類いの記事を書いたが、そんな僕が真似したくならないはずがないだろう。
あわよくば最後のベッドに飛び込むところまで真似したい次第である。

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もちろんこれは桜井和寿だからこそ画になるのだ。
僕が真似したところで一人ノリノリの気持ち悪い人になってしまう。

ちなみにロケ場所は東京都品川区八潮3丁目辺りにある、大井中央陸橋が主なロケ地となっているそうだ。













日常がPVになる瞬間




音楽を聴きながら街を歩いていると、ふとした瞬間に音楽と情景がリンクすることがある。
曲の中の雨が現実と重なったり、心境と街の風景を重ねたりして。

歩くテンポとリズムが合っていると尚良い。
歩く速度と音楽のテンポ感の相性が良いのだろう。

岡崎体育の"MUSIC VIDEO"の歌詞でも「カメラ目線で歩きながら歌う」が冒頭に登場する。

歩きながら歌う曲はたくさんある。

分かりやすい例でいうとサカナクションの"アルクアラウンド"が有名だろう。






これらの音楽を聴きながら歩くと、自分がさもPVの主人公のような気分である。
実際にはこちらもカラオケの映像のようになっていることだろう。

「ここでフラッシュモブの如くみんな踊り出したら爽快だろうな」とか。完全に「ラ・ラ・ランド」の観すぎである。






妄想のカメラアングルで世界を切り取って、何ひとつ変わりない平凡を染める。

音楽は色を持っている。

日常生活にひとつの新しい色をくれる絵の具なのである。





"NOT FOUND"にまつわる豆知識




かなり文字数が余ったのでおまけにちょっとミスチルの"NOT FOUND"の面白い裏話を語ろう。
コアなファンの方はご存知だと思うが、空白を埋めたい一心からくるものなので、ご容赦いただきたい。

この曲のコード進行はかなり面倒である。

Aメロを見ても、


Aadd9 / F#7sus4 / F#7 / Dmaj7 / E7sus4 / Dm7 / Aadd9


と、ギター初心者なら逃げ出すような展開である。

僕も初めて見たときに「わー面倒くせっ☆」と思った。

なぜこんなコードになったかというと、コードはなんとくじ引きで決めたそうである。

もう1つこの曲はテンポをダーツの合計点で決めたらしい。

ただ、これに関してはソースをちゃんと見たわけではないので明言はしないでおく。
調べていくと"NOT FOUND"だけではなく、アルバム「Q」の収録曲にも該当するらしい。

元はロッキンオンのインタビューらしいので、古本ででも見かけたらここに書こう。


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