2016年6月1日水曜日

一般目線とファン目線に見るポルノグラフィティの人気曲








ポルノグラフィティを人に薦めようとするとき、何を聴かせればいいか、難しい。

これを書いている現時点でオリジナルアルバムで10枚、シングルが43枚も出てるんだから仕方あるまい。

人に曲を薦めるのであれば、人気曲を中心に薦めるのが一般的である。


でも、だ。


人気曲って何だ?というのが今回のテーマである。


ポルノの人気曲ってファンとそうでない人とちょっと違わないだろうかと思ったのだ。


ということでファンじゃない一般目線から見た人気曲、ファン目線から見た人気曲をなるべく客観的に独断と偏見で挙げてみる。



ファンからしたら全部聴けと言いたくはなるだろう。
だが、かといって生まれたばかりの赤ちゃんに1ポンドステーキを食べさせるわけにはいかない。



沢山曲あるけど何が人気なの?とか、ポルノを人に薦めたいけど何聴かせばいいか迷うという人は下の計26曲を中心に広げてみてはいかがだろうか。








一般目線での人気曲



まずは、一般の方目線の曲


  1. アポロ
  2. ミュージック・アワー
  3. サウダージ
  4. アゲハ蝶
  5. Mugen
  6. メリッサ
  7. 愛が呼ぶほうへ
  8. ネオメロドラマティック
  9. ジョバイロ
  10. ハネウマライダー
  11. 今宵、月が見えずとも
  12. 2012Spark
  13. オー!リバル



ヒトリノ夜入れれば良かったかなぁ。
全部シングルA面曲だけど、一般的に好かれている、聴かれている曲、タイトルを訊いたことがあるというのはこの辺りじゃないだろうか。


ちなみにリリース順になってしまったのはディスコグラフィを眺めながら抜粋したら

このラインナップにあまり解説はいらないだろう。
たまごボーロのような優しい並びである。


その中でもカラオケ人気曲常連のミリオンヒットのサウダージやアゲハ蝶は群を抜いてるかな。

そして、今度はファンの中で人気の高い曲。



ファン目線での人気曲 ※順不同




  1. 夕陽と星空と僕  (「愛が呼ぶほうへ」収録)
  2. 月飼い (「メリッサ」収録)
  3. Sheep ~song of teenage love soldier~ (「黄昏ロマンス」収録)
  4. 元素L (「WORLDILLIA」収録)
  5. ルーズ (「カゲボウシ」収録)
  6. マシンガントーク (「ロマンチスト・エゴイスト」収録)
  7. Search the best way (「サウダージ」収録)
  8. カルマの坂 (「WORLDILLIA」収録)
  9. n.t. (「雲をも掴む民」収録)
  10. うたかた (「THUMPx」収録)
  11. AGAIN (「RHINOCEROS」 収録)
  12. 煙 (「君は100%」収録)
  13. ライン (「m-CABI」収録)



わかる、わかるよ。あれがない、これがないってことは。
やめて、石を投げないで。

13曲絞り込むのがめちゃくちゃ難航した。15曲にしようかと思ったけど、どうせ2曲足したところで足りないだろうからやめた。


ちなみに、この13曲は、オリジナルアルバムからが7曲、カップリングからが6曲となっている。どうだろう、オリジナルアルバムだけで10枚あるのに、カップリングもこれだけ充実しているんだ。


今までの経験則から選んだ人気、評判の良い曲。あとは自分の好み。

曲名だけだとあれなので、今度ファン目線のこの曲をあらためて紹介したいと思う。



比較してみる




あらためて比較してみると一般的に人気な曲は本間さんの力によるものが大きい。
13曲中10曲がそうだ。見ても分かるように、ポルノグラフィティと言えばこれ!と名前が挙がる曲たちだ。

さらにポルノの代名詞であるラテン調の曲もやはり多い。


一方、ファン受けのいい曲では本間さんの曲はマシンガントーク、元素L、うたかたの3曲のみだ。他に入れようかと思ってた候補もメンバー曲が多い。


昔からカップリングベストを出してくれと要望が強いだけあって、ポルノはカップリングも充実している。


ポルノのカップリングはカップリングらしい力の抜けたものもあれば(手抜きという意味ではない)、シングルと紛うほどの曲もある。


いまだに"月飼い"がカップリングに落ち着いたということが驚きである。


さて、最後にダラダラと書いてきた内容をものすごく簡単にかみ砕くと


一般目線→ラテン調のテンポ
ファン目線→ロック寄り


の曲が人気が出やすい傾向にある。
つまり何枚か貸してロック寄りの曲が好きという人は素質十分である。CD全部貸してこっちの世界に引きずり込もう。


あまり詳しくなくてたまたまこの記事見たという方は、気になった曲名が収録されているアルバムを買ってみてはいかがだろうか。












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2016年5月31日火曜日

新藤晴一使用機材~ES-335 クリス・コーネル(Chris Cornell)モデル編


晴一さんの使用機材。

昨日の昭仁さんに続き、今回は晴一さん使用のES-335を取り上げてみよう。


Gibson / ES-335 クリス・コーネル(Chris Cornell)モデル






ES-335は晴一さんも何本か持ってる(少なくとも2本以上)けれど、このギターは一時期とても頻繁に使用されていた。

時期で言うとシングル「青春花道」~「東京デスティニー」の辺り。
プロモーションのときもこれでもかと見せつけられた。

15周年のアリーナツアーとなったツアー「ラヴ・E・メール・フロム1999」ではメインギターになった。













クリス・コーネルって誰?



このギターはサウンドガーデンのボーカルのクリス・コーネルのギターのシグネチャーモデル。

クリス・コーネルはこの人。





相変わらずイケメン。

ただし、年を取るごとにアイリッシュの血からか髪と髭がどんどん伸びていく







……

………


…ラモスかな?

ジャレッド・レトもそうだが、なんで海外のイケメンは清潔感を消してゆくスタイルなんだ。


スーサイド・スクワッド公開記念!ジャレッド・レトという愛すべきバカ


サウンドガーデンについてはアルバム少し聴いたことあるくらいなので、語れるほどではない。でもカッコイイバンドなのは間違いない。

実はグランジのバンドはあまり通ってないんだよなぁ。


【追記】
2017年5月17日 クリースコーネルが死去した。
大変残念である。



ローラートロンピックアップ


一番特徴的なのはピックアップ。

Jason Lollar Lollartronsというグレッチ系のピックアップが使用されている。


なんでか?クリス・コーネルに訊け


とかローラートロンやフィルタートロンの特徴を調べてみると


鼻をつまんだようなこもった音


という特性が出てくる。

確かに晴一さんがメインで使用しているLEMF1999ツアーの音を聴いてみても、少し奥まった音に聴こえ、決して抜けが良いタイプというわけではない気がする。

確かこのツアーの前くらいに晴一さんが新機軸になるようなギターを探してるって見たような気がする。だから、通常のES-335とはまたひと味違うこのギターが選ばれたのかなぁと。

ボディがマットブラックでめちゃくちゃカッコイイ。マットブラック好きなんだ。


余談だけど、晴一さんがTHE 野党のライヴで少し使用してたマットブラックのストラトがマジでドツボだった。DVDにも入ってるよ。
TVのドキュメンタリーでこれ買ったときのシーンあってまた見たいのに行方不明になってしまった。

余談終わり。ということでこの335も大好きな見た目なので、かなり欲しかった。

迷っていながらも結局ちょっと扱いが難しそうなのでやめた。
でも中古とかで売ってたらちょっと良いなぁ。

ちなみに晴一さんはハウリング防止のためfホールは塞いで使用している。








新藤晴一使用機材

ギター
  1. レスポール(1960年製)編
  2. テレキャスター編
  3. Sagoギター編
  4. ポール・リード・スミス編
  5. ES-335(クリス・コーネルモデル)編
  6. レスポールカスタム(1958年製)編
  7. ホワイトファルコン編
  8. レスポールJr. TVイエロー編
  9. ストラトキャスター編(1)

アンプ
  1. マーシャル JCM800編
  2. Kemper Profilling Amplifier編
  3. Marshall 1974X編
エフェクター
  1. KLON ケンタウロス編
  2. FREE THE TONE GIGS BOSON編+レビュー
  3. Providence VELVET COMP VLC-1









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2016年5月30日月曜日

岡野昭仁使用機材~ES-335編


晴一さんはもとより、昭仁さんも相当の数のギターを所有している。

そしてボーカリストとは思えないほど、ギタリストが涎と涙を垂れ流すほどのギターは所持している。


そんな訳で岡野さんの機材についても紹介していこう。

まずは昭仁さんの代名詞とも呼んでも過言ではないこのギター。

Gibson / ES-335 1960年製






※画像は岡野さんのではありません

昭仁さんの335も晴一さんのメインのレスポールと同い年。なんという黄金の世代。










どんなギター?




このギターについての情報は、Fairlifeの水谷公生さんがblogに綴っている情報が参考になる。

http://www.fairlife.jp/diary/otodama/023.html


実はこの時の東京国際フォーラムのライヴは僕も行っている。生まれて2回目のポルノのライヴだった。懐かしい。


当時はストラトとテレキャスが区別もつかないくらいギターのことなんて全然分からなかったけど、今くらいギターのこと分かってくると昔のライヴとかあらためて見てみたいなぁと思う。タイムマシンはよ。

あらためてですが、ES-335のESってあんまり意識したことない人も多いんじゃ。

「エレトリック・スパニッシュ」の頭文字である。

でも誰もスパニッシュで使ってない。

ひとっつもジャズに使われないジャズマスターみたいだ。

個人的になんだけど、ギターのfホールってカッコイイよね。
たとえばES-335もfホールなかったら魅力は何割も低くなってしまうと思う。

335って本当にオールマイティーでクリーントーンでのジャズ~ハードなロックサウンドまで対応できるところが強み。
しかもその美しい音色は一度トリコになると抜けられない魔力がある。

個人的にはフェンダー系のアンプに挿してクリーントーンで鳴らした時の音がとても好み。


昭仁さんのお気に入り



昭仁さんも相当この335が気に入っているので、ライヴではかなりの頻度で使用されている。

一時期テレキャスだったり、レスポールカスタム使ってたりが増えたからしばらくお目見えできないかなぁと思ってた。

確か久しぶりに見れたのが2014年のつま恋BBQだったな。

先日の「The dice are cast」ツアーでもゴールドトップのレスポールを使用していた。あれもヴィンテージでめちゃくちゃカッコイイんだけどね。

と思っていたら、追加公演でついに登場。





会報によるとメンテナンスに出していてツアーでの登場は後半からとなったようだ。

自分の中でこの335を使用した曲で印象的なのは"ジョバイロ"かな。

リードではないのでバッキングを弾く機会が多いけれど、本当に存在感のある素晴らしいトーンがいつも聴ける。

ちなみにですが、このギターもかなりのお値段。

仮にお店で出品されたら値段が¥ASKとなっていて、うん百万円だろうね。

参考で見てたら1960年製のES-345が270万くらいだったもんな。これより絶対高い。


ギター

新藤晴一使用機材〜レスポール(1960年製)編

新藤晴一使用機材〜テレキャスター編

新藤晴一使用機材〜Sagoギター編

新藤晴一使用機材〜ポール・リード・スミス編

新藤晴一使用機材〜ES-335(クリス・コーネルモデル)編

新藤晴一使用機材〜レスポールカスタム(1958年製)編

新藤晴一使用機材〜ホワイトファルコン編

新藤晴一使用機材〜レスポールJr. TVイエロー編

新藤晴一使用機材〜ストラトキャスター編(1)

新藤晴一使用機材~エレガットGibson Chet Atkins CEC編

新藤晴一使用機材〜Martin HD-28V編

岡野昭仁使用機材~ Gibson Sheryl Crow Signature編

岡野昭仁使用機材~ES-335編

岡野昭仁使用機材〜ストラトキャスター1960Relic編














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2016年5月29日日曜日

気になっている機材〜ギターアンプ Blackheart編

自分でもギターをやっているので、色々調べたりしていると気になる機材に出くわす。

そんな機材を紹介してみようと思う。

買いたいなぁという衝動が高まるだけな気がするけど、欲しい機材があったら慰めに文章にぶつけようと思う。







まずはずっと気になっていたアンプメーカー。

Blackheart






そんなに有名なアンプではないかと思います。

以前たまたまアンプを探しているときにオークションで見かけてたアンプ。

とある方のブログでエピフォンにいた方が作っているという情報があった。
なるほど。


・厨二まっしぐら


何よりこのルックスですよ。

ギタリストみたいな男はたいがい厨二をこじらせた人間がやってるはずなので、このルックスに惹かれる男は多いでしょ。




このロゴ。良い。

ちなみに写真のアンプはHandsome Devil /ハンサムデビルという機種。どうだこの厨二感。


・で、音は?


アンプとしてなにより大事なのは音。





いいじゃないか!

デモ動画でレスポールとストラト両方聴けるけど、ハムバッカーもシングルコイルも相性良さそう。

マーシャル系っぽい歪みもクリーントーンも良いね。

基本的には低出力のアンプがウリみたいだけど、100Wのヘッドもあるみたい。欲しい。






・なかなか見かけない


ルックス良くて音良いとなればもっと売れそうなもんだけど、そんなにメジャーなアンプではないみたい。

低出力アンプは日本の家庭環境では重宝されるから、もっと売り出せばいいのに。

国内の楽器店では(たぶん)取り扱いあんまりなさそうだし、手に入れるのには通販やオークションになりそう。

その辺りの流通のパイの少なさが知名度の低さにもつながってるかと。





良いアンプだと思うんだけどなぁ。







2016年5月28日土曜日

【レポ】THE YELLOW MONKEY SUPER JAPAN TOUR @国立代々木競技場第一体育館 DAY.2 part.3





続き。

パート3

90年代の邦楽本当に好き。
やっぱり良い時代だったよなぁと思う。おっさんくせぇ。

今の音楽も聴くけどね。
でも織田哲郎がやっぱり好き。






余談終了。

いよいよ最後。怒濤のアンコール突入。

MC
デビュー曲を聴いてください!

"Romantist Taste"
きたっ!この曲大好き。
あらためてデビュー曲としたらとんでもない曲だよな。今のバンドが「ラブポーションで強引にシャドー」とか歌われても絶対売れないだろうな。大好きだぜ。

とてつもなくフック満載の曲。コーラスだったり、キャッチーなサビ、繰り返しのフレーズ。あとこの曲のワウ使ったギターソロも良い。
"悲しきASIAN BOY"もクセになるけど、この曲もずっと頭に引っかかる。演技良さそうだから受験生は聴いとけ。

続けざまに吉井さんが曲名を叫ぶ。

”LOVE LOVE SHOW”
問答無用のライヴ向きのキラーチューン。「いなたい」ギターが印象的。
吉井さん本当に楽しそうだなぁ。"バラ色の日々"の前のMCだったり、「やっぱりイエローモンキーはスゲー」って言ってた姿が重なると、その楽しそうな姿が感慨深いものになる。

どこまでも走るよ
ごちそうさま

”BRILLIANT WORLD”
個人的にとても好きなバラードなんだけど、なんとなくライヴではやらないだろうなと思ってた。なので、イントロきた瞬間にとても感動したのを覚えてる。
これだけ、壮大なロックバラード書くバンド、今いないよ。

ギターソロがとてつもなくカッコイイ。うん、やっぱギターがバンドで一番カッコイイ。異論は言わせねぇ。

MC
「私たちは、普通の野良犬から、ちょっとSUPERな野良犬に戻ります。Welcome!!」


”WELCOME TO MY DOGHOUSE”
この曲も絶対やると思ってた。だって楽しいもん。吉井さん12弦のアコギ使うんだよね。
"LOVERS ON BACKSTREET"の時にも書いたけど、初期衝動として歌うでなく、叫ぶようなほどの熱が備わっている。

まさに「Primal Scream」じゃないか。

ここまでアンコール4曲。
アンコールとしてはかなり多い曲。普通であれば犬小屋で終わってもおかしくない。

しかし本当に最後にもう1曲、とても、とても大切な曲が放たれる。

「グッナイ!」

"JAM"
ここまで言葉で綴ってきたけれど、ここで聴いた"JAM"は言葉でどうやっても言い表せない。

言わずもがなの名曲だ。もちろん感動した、でもそれくらいで表してはいけないほどのものを確かに見た。

常々、ライヴは魔法を見る場所だと思ってる。日常ではない、非日常の異空間に簡単に行ける場所。

音楽は生まれてしまえば消えることはない。アーティストが活動をやめようと、亡くなろうとも、時代を超えて音楽は残っていく。そして、人の心に残り続けていく。

でも、それでも、やっぱりLIVEだ。
そこで聴く音楽はどんな素晴らしい高性能な、高級なオーディオだって敵いはしない。

時計が止まってから、16年。

ファンにとっては途方もなく、長くて儚い願いだったのかもしれない。

その夢でしかなかったはずの場所が、目の前に広がっている。
何度も驚いて、興奮して、叫んで。今、ここで起きていることを焼き付けるように。


これだけ曲数をやっても、まだあれが聴きたかった、これやってないとかたくさん曲が思い浮かんだ。それくらい魅力的な曲が多いということだ。
今度は止まらない時計が動き始めた。きっといずれ聴けるだろう。"真珠色の革命時代"聴きてーんだ。


SET LIST  2016/5/12

  1. プライマル。
  2. 楽園
  3. Love Communication
  4. LOVE IS ZOOPHILIA
  5. A HENな飴玉
  6. Tactics
  7. LOVERS ON BACKSTREET
  8. FINE FINE FINE
  9. 球根
  10. カナリヤ
  11. HOTEL宇宙船
  12. 花吹雪
  13. 空の青と本当の気持ち
  14. ALRIGHT
  15. SPARK
  16. 見てないようで見てる
  17. SUCK OF LIFE
  18. バラ色の日々
  19. 悲しきASIAN BOY

EN-1. Romantist Taste
EN-2. LOVE LOVE SHOW
EN-3. BRILLIANT WORLD
EN-4. WELCOME TO MY DOGHOUSE
EN-5. JAM



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