2019年が終わろうとしている。
今年もよく書いた。
趣味で書いてるのか、職務ではない義務感で書いているのか最近わからなくなってきた。
そんな2019年も色々なことがあった。
記事とともに振り返りたい。
1月
音楽の歌詞を意味を理解することは本当に必要なのか
今年一発目の記事。
「UNFADED」初日を受けて書き殴ったあとの賢者タイムで、年末年始に考えていたこと。
音楽に必ずしも歌詞は必要ではない。けれど、僕が音楽にこれだけ惹かれる理由は歌詞があるからに他ならない。
映画「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」感想(ネタバレ無し、有り)
概要だけで敬遠してしまう人も少なからずいると思う。けれど、おそらくそういう人が描く「障害者」を描いた作品では全くない。なぜなら僕自身が敬遠してしまうテーマだからだ。だからこそ、この記事に関しては、おそらく今年の中でも随一に悩み抜き、真剣に向かい合って書いた。
最初は敬遠していた母も映画を見たら良かった作品と言っていたので、概要で避けていた人にも是非見て欲しい。大泉洋は偉大だ。
ポルノグラフィティの歌詞を寺生まれのTさんになんとかしてもらう記事
我ながらしょうもないこと書いたな。
けど、カルマの2人は救われて欲しいな。
2月
宇多田ヒカル COLORS の歌詞の意味とツアーLaughter in the Darkを繋げたもの
「どんな絶望のなかでも、ユーモアがあれば見方を変えることができる」
宇多田ヒカルの辿り着いた先の言葉、これが今年終盤にきた傑作映画「ジョーカー」に繋がるよなと思えてしまう。
【心霊】ほんとにあった!呪いのビデオは「本物」か「やらせ」か
最近「怖い」とはなにかと改めて考えるけれど、難しい。
少なくとも、こういう作品を楽しめるうちは、心に余裕があると思える。
ホラーというものは、予算は大抵ないのでアイデアで勝負するしかない。だからこそ、下手な映画なんかよりも面白い試みが見れるから楽しい。
去年もそうだったけど2月辺りってあまり動きがないから記事が少ない。
3月
続・「UNFADED」ツアーとは何だったのか 完全ネタバレで徹底的に考察する
何にしても「UNFADED」という3月。
横浜アリーナ公演で、ツアーはこうして進化すると目の当たりにして、また長文を書いてしまった。
実は映像化されるならいいかと横浜アリーナ2日目についてのレポがない。
イエモン「9999」最速先行試聴会レポ~ロックはなぜダサくて最高に格好いいのか
といいつつも、3月の終わりにはTHE YELLOW MONKEYのアルバムの動きもあった。
日本武道館での先行試聴会。サプライズでアルバムをすべて生演奏で再現という奇跡のような夜。この後のアルバムツアー「GREATFUL SPOONFUL」も最高だった。
4月
自分なりの歌詞解釈のやり方を実例で紹介します 前編 "ワールド☆サタデーグラフティ"
自分なりの歌詞解釈のやり方を実例で紹介します 後編+オススメ評論家編 "ワールド☆サタデーグラフティ"
「歌詞解釈ってどうやってるんですか?」と訊かれ、歌詞解釈ってどうやってるんだろうと思って書いた記事。改めて参考になる部分がまるでない。
それにしても、僕は改めて作家性が強い作品が好きなんだなと思える。
【実写映画化決定】マンガ『嘘喰い』のオススメポイント・オススメギャンブルを徹底紹介したい
『嘘喰い』の面白さは本当に異常ともいえる。
今年は3回くらいしか読み返してないが、何度読んでもよくもまぁこれを週刊でやったなと思う。
東京ロマンスポルノ'09 ~愛と青春の日々~ ライヴレポ 回顧録 前編
東京ロマンスポルノ'09 ~愛と青春の日々~ ライヴレポ 回顧録 後編
今年のなかで最も予想外に反響をいただいた記事。
ポルノグラフィティにとって、伝説ともいえる2009年の東京ドーム公演。昔のブログのレポを引っ張ってきたけれど、それがあまりにも箸にも棒にもという状態だったので、結局ほとんど全部書き直した。
NHK 「SONGS」第493回 THE YELLOW MONKEY の"Horizon"がダメ、本当にダメ
「SONGS」スタッフに足向けて寝れない。
5月
元号が「令和」となった5月。
ポルノグラフィティ love up!(ラバップ)という偉大なるファンクラブを讃えよう
初めて入ったファンクラブがlove up!なので、それが当たり前くらいに思ってたけど、他のアーティストのファンクラブ(或いはモバイル会員)に入って、改めて会報の豪華さとかに気づかされた。
アニメ「さらざんまい」劇中歌"さらざんまいのうた"と"カワウソイヤァ"の歌詞から考察する
今年はなんといっても「さらざんまい」の年だった。
知人と顔を合わせる度、ひたすら「さらざんまい」について語りあった。
敬愛する「山田玲司のヤングサンデー」で毎週追いかけてリアルタイム解説していたのもあって、より熱が強かった。それにしても、毎週終わる度にTwitterで繰り広げられる考察班の凄さよ。
6月
【ライヴレポ】Amuse Fes in MAKUHARI 2019 ~恋とか愛とか~
正直行けないかと思ってたし、半ば諦めてたのだけどなんとか行けることとなった。結果的にポルノグラフィティはやはり恐ろしいと思ったし、アミューズフェスだからこその繋がりに、何度も涙させられた。
個人的に思い出すだけで泣ける気持ちをなるべく言葉にできたと思えた記事。
【感想】Mr.Children「Tour 2018-19 重力と呼吸」Blu-rayレビュー
映像作品でここまで腰が抜けた作品はない。
Mr.Childrenというバンドの恐ろしさをまざまざと見せつけられた。フレッシュな演出の数々、何より曲の強さ。正直「重力と呼吸」のCDを聴いた時に感じたモヤモヤしたものが、全て払拭された。これは生で見たかった…
病的ポルノファンが選ぶ 終わった瞬間「召されたい」と思ったライヴ"神"アレンジ 5選
思い出したのは、この記事で2011年のつま恋の"∠RECEIVER"を入れるか悩んだ。でもどうしても、あれを「神アレンジ」と言うことが憚れる気がして除いてしまった。
ハルカトミユキが肯定してきたもの
ひとりぼっちのためのベストアルバム「BEST 2012-2019」
そして6月は音楽文を久しぶりに投稿。
ハルカに読まれたことがわかり、恥ずかしさで壊れそうになった。
7月
子どもを一流のポルノグラフィティファンに育て上げるたったひとつの方法
2年前に姪っ子が産まれて、周りの友人たちにも子どもが誕生しているなか、この人は何を書いているのだろう。
「トイ・ストーリー4」ネタバレ感想 ラストのボニーの行動とウッディの決断の意味
今年は映画をそこまで見れなかった(年々減少気味)けれど、見たのはどれも強烈だった。
「トイ・ストーリー4」について、賛否はあるけれど、ボニーの行動は本当におかしい行為なのか、とか疑問に思った人の参考になればと。
日本ロマンスポルノ"19~神VS神~宇宙一早いライヴレポ オープニング編(※妄想)
何書いてるんだコイツ。
8月
ポルノ全シングルレビュー50th「VS」
音源だけでいえば、ポルノグラフィティ今年唯一の作品。
それでも中身はとても濃くて、決意とファンへの感謝をこれだけ詰め込まれたら堪らないものである。
【ライヴレポ】ROCK IN JAPAN FES 2019 スキマスイッチ・スカパラ・ポルノ・フジファブリック
暑かった暑かった。
ポルノグラフィティはやはり圧巻だったし、スピッツを諦めてでも見たかったフジファブリックに泣かされた。
【感想】映画「カーマイン・ストリート・ギター」NYの廃材をギターにする男
「アベンジャーズ/エンドゲーム」とか「トイ・ストーリー4」とか「ジョーカー」とか凄い映画は沢山あったけれど、今年の映画No.1は?と訊かれたら間違いなくこれ。訊かれてないけどこれ。
NYの建物の廃材からギターをつくるギターショップの一週間をただ追っただけのドキュメンタリー、なのに観終わってなぜ僕はギターという楽器に惹かれたのか、いやギターに魅了された人々を愛ざずはにいられなくなってしまうのか、わかった気がした。
9月
【ライヴレポ】ポルノグラフィティ “NIPPONロマンス ポルノ'19~神vs神~” Day.1
【ライヴレポ】ポルノグラフィティ “NIPPONロマンス ポルノ'19~神vs神~” Day.2
9月は兎にも角にも「神vs神」。
中旬はすべて「神vs神」レポに費やした。
思い返して泣きながらスマホを打ち続けた結果、どちらも1万字は余裕で超える文量となった。その甲斐あって(?)どちらも「泣けた」や「光景が甦ってきた」「長い」とか言っていただけて、また泣けました。
なきごと「夜のつくり方」全曲感想・歌詞解釈
そして2019年は、どうにもこうにもなきごとの年だった。
シングル「nakigao」の衝撃からライヴを見て、待ちに待った6曲入りのミニアルバム。ミニアルバムでありながら、今年のベストアルバムで1、2位を争う作品。
音楽を聴いてまだこんな気持ちになれるんだと嬉しくなった。そしてこれも、ヴォーカルの水上えみりに読んだ感想をいただき恥ずかしくて壊れそうになった。有難い。
10月
【ネタバレ感想】映画「ジョーカー」 それは妄想か虚言か 狂気の傑作
揺るぎない傑作である。
観終わった瞬間に脱力してしまい、動けなくなる。それでも、何かを確かめるように、また観てしまう。これが優れたエンターテイメントが持つ魔力なのだと思う。
ドレスコーズ「ジャズ」日本一遅い感想レビュー
発売されたのは、元号が改められたその日。
つまりは5ヶ月以上聴き続けて、ようやく掴めた片鱗がここに書かれている。
ただ聴くだけなら、何も考えず聴き惚れ、踊れるアルバムなのに、足元はいつの間にか底無しの沼になっている。
文句なしの今年ベストアルバム。
ポルノグラフィティが好きすぎる
WOWOWスタッフに足向けて寝れない。
11月
応援ソングが苦手だけどポルノグラフィティのギフトは泣ける
"ギフト"という曲がなぜこうも胸を打つのか。
それを何度か言葉にしようとして、上手くいかなかった。自分の心とどれだけ向き合うか試されてしまうからだ。
これを書いてもなお、まだ書き切れていない。またいつか、心と向き合おう。
【ライヴレポ】ハルカトミユキ Best Album Release Special Live “7 DOORS” @日本橋三井ホール
ハルカトミユキが初の2人だけのホール公演で見せた世界。新たな挑戦たちに胸を打たれた。
中盤ゲストで出演したストリングスのトリオと共に奏でられた"夜明けの月"は、間違いなく今年のハイライトのひとつとなった。
12月
【ライヴレポ】なきごと「夜のつくり方」 Release Tour 2019 @ 新代田FEVER
そんなハルカトミユキの翌日に見たなきごともまた、あまりに素晴らしく、感動的であった。なきごととしてまだ1年と少しで帰ってきた新代田FEVERはソールドし、パンパンに埋まった。
まだ対バンでしか見れていないが、いつか必ずやるであろうワンマンを勝手に待ち遠しく思う。
【名曲アルバム⑤】宇徳敬子「光と影のロマン」歌詞解釈 (名探偵コナンエンディングテーマ)
「スラムダンク」の主題歌集とかもそうだけど、本当にノスタルジーが爆発して泣きそうになる。特にエンディング。
けれど、ノスタルジーにとらわれず考えても、やはり名曲だなと思えた。
最近のコナンにはついていけてはないけれど、この頃のはどの事件もすぐに頭に浮かぶ。
もしも大泉洋がHard Days,Holy Nightの主人公だったら
何書いてんだコイツ。
そして今年最も力を入れて書いたのがこれ。
あの日の少年と未来図
ポルノグラフィティと共に歩んだ20周年イヤー
このブログではないという。
もちろんブログの手を抜いているわけではないが、音楽文は本人が読む可能性まで考慮しているので、かなり言葉を選んだ。その上テーマが20周年イヤーの泣いた瞬間ベストセレクションで、「これが俺のエンドゲームだ」と訳のわからない意気込みで書いたので、熱量凄まじく高い。
ということで、相変わらず長文を垂れ流しながらも、様々な方に支えていただき、また1年を終えようとしています。
読んでいただきありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。
ていうかポルノグラフィティの予定はよ。
ブログ「飴玉の街」2018年回顧録 1年を記事で振り返ってみよう
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