2016年11月25日金曜日

アポロ歌詞解釈~変わらない愛のかたち探してる







このブログ、本来はギターの使用機材を調べたりするために立ち上げた。
だけど晴一さんの主要機材をかなり書いてしまったため、歌詞解釈にシフトしつつある。

もちろん、晴一さん以外にも機材紹介したいものはあるけど、機材紹介も調べるのにそれなりの労力いるのと、何より欲しくなる。これは困る。

その点、歌詞解釈も手間は掛かるけど欲しくなるとかないので書きやすいという内情。どうでもいいだろうか。

ということで、今回はポルノグラフィティの栄えあるデビュー曲"アポロ"をピックアップしてみよう。

"アポロ"は結構色々な人が解釈記事書いてるので、あらためて僕が考えなくてもいいかなと思ったんだけど、自分なりに書きたいことがあったので取り上げることにする。








アポロが象徴するもの




この曲のテーマは「技術の進歩と変わらない愛」だ。
どれだけテクノロジーが進歩しても、結局人間は変わらない愛のかたちを探し続けていることを歌っている。

そのテクノロジーを象徴するものが「アポロ」である。

アポロ計画は数々の失敗と挫折の経験を経て進み、人類は遂に月に降り立った。

僕はこの「アポロ」をテクノロジーの象徴とする設定が本当に上手いと思った。なぜかというと少しだけ前時代的でありながら、今も色褪せない「前人未到」の象徴だからだ。

それと合わせて、先にも書いた通りアポロ計画は数々の失敗と挫折の経験、ロシア(ソ連)との競争の積み重ねというものがあったからである。

失敗や挫折やライバル、これって恋愛もそうだよね。人間は様々な経験を経て人生を歩む。


みんな誰かに出逢って
そして時には惹かれあって
でも少し嫌いになって
また好きも少し増えて
足したり引いたり 今いくつだろう
~何度も


だからこそアポロ計画をこう表現しているのだ。


なんだか愛の理想みたいだね


テクノロジーの進歩と経験の積み重ね、これを象徴するものとしてアポロ以外にこれほどしっくりくるテーマは僕は思い浮かばない。



デジタル



Bメロで面白いと思うのがこの部分。
1番と2番を抜粋。

ビジンが意味ありげなビショウ
ビジョンが曖昧なんデショウ

もちろん韻を踏むという意味合いもあるけど、本来漢字やひらがなが使われるであろう「ビジン」や「デショウ」。
ここを意図的にカタカナに換えることで画面に映るその映像が虚構のものであるということを示している。

カタカナにすることで、デジタルというものを視覚的にも表現している。

"アポロ"が発表されてから17年の時が過ぎて、技術はさらに進化した。

かつて月を目指していた人類は、ていうかイーロン・マスクは今、火星を目指している。





同じように当時当たり前だったEメールですら、今はLINEなどが生まれてコミュニケーションの枠は更に先に進んだ。

歌詞ではこう歌われる。


「変わらない愛のかたち探してる


そう、愛のかたちを見つけたわけじゃなくて、今も探し続けながら生きているんだよね。

でもそれはある意味皮肉でもあって、愛のかたちなんてあってないようなものだ。惹かれ合って、一緒になって、子孫を残していく。たったそれだけ。

それはこの街がジャングルだった頃からそれは脈々と繰り返されてきたこと。だからこそ、今の僕らがいるのだ。

そんな単純なことなのに、人は振り回される。壊れたデジタルの腕時計や地下を巡る情報などの壊れた価値観に。そんな情報に振り回されて本質を見失ってしまうのだ。


 書くにあたって、あらためて歌詞を見返したけどどのフレーズを切り取ってもあー晴一さんだなと思わされてしまうような素晴らしい歌詞。
デビュー曲としての並々ならない意気込みが伺える。

人の想いは変わらない。たとえアポロが100号にいっても、iPhone100Sが発売したとしても。

今も僕らは愛を探して日々を生きていくのだ。


【関連:ポルノグラフィティ歌詞解釈シリーズ】

AGAIN歌詞解釈~「遥かな昔海に沈んだ架空の街の地図」とは
スロウ・ザ・コイン歌詞解釈~人生の分岐点と正解の道
月飼い歌詞解釈~東から漕ぎだした舟が向かう先
ジレンマ歌詞解釈~ジレンマが示すもの
Hey Mama歌詞解釈(+和訳) 〜あなたのパパは何者?
TVの中のロックスター、憧れと現実
THE WAYのダイアリー00/08/26に涙した理由
LiAR歌詞解釈~揺れてるばかりの記憶のあなた
メリッサ歌詞解釈~自分にとってのメリッサとは
アポロ歌詞解釈~変わらない愛のかたち探してる



このエントリーをはてなブックマークに追加
 





0 件のコメント:

コメントを投稿